今回の夢追人は、京丹後市久美浜町の宮本晋徳さんと滋賀県大津市の森元直紀さんを訪ねました。
(リポーター:西上真帆)
【京都編】
京丹後市久美浜町にやってきました。ここ久美浜町は京野菜もちろんですが、様々な果樹も栽培されています。さっそく、夢追人さんに会いに行ってみましょう。
今回の夢追人、宮本晋徳さん。高校卒業後、滋賀県にある大手メーカーに就職しましたが、故郷で働きたいと退職、京都に戻りました。就職活動中のアルバイトで農業に触れ、農業の面白さに気づきました。農業を仕事にしようと、丹後農業実践型学舎に入学、農業経営の基礎を学びました。卒業後、研修中に見た果樹園の風景が忘れられず、自分もいつかは果樹栽培をと、地元の梨名人のところで修行しました。現在は京たんご梨を栽培し6年目です。
宮本さんの農園は1.4ヘクタールあり、年間およそ8万2000個の梨を出荷されています。
京たんご梨の魅力は、さっぱりとした甘さとシャリシャリの歯応えだそうです。おいしそー。
京たんご梨栽培では、果実に2枚の袋を被せるそうです。理由は害虫予防と日焼け防止のために。京たんご梨はブランドなので見た目もキレイにしなくてはいけないんだそうです。
真剣な表情で作業する宮本さん。
ここはJAさんの京たんご梨の選果場です。収穫した梨をこちらに持ち込んで選果、箱詰めして出荷されます。
改めて宮本さんにお話を伺いました。
「梨栽培のきっかけは、研修中にとなりにあったブドウ農園を見たのがきっかけです。めちゃくちゃ綺麗で感動しました。将来ぜったい果樹農園をやろうと決めました。」と宮本さん。
宮本さんの夢は
「僕の夢はおいしい京たんご梨を作って、たくさんの人に喜んでもらいたいです。」
【滋賀編】
滋賀県大津市和邇地区にやってきました。ここは琵琶湖と比良山に囲まれ、水稲が盛んな地域です。今日の夢追人さんはどんな方なんでしょう。
今回の夢追人、森元直紀さん35歳。10年前、小さい頃から可愛がってくれた叔父さんの田んぼを引き継いで就農しました。子どもの頃から大好きな叔父さんの農業を手伝っていた森元さん。現在は法人化し、従業員2名とアルバイトさんと一緒にお米作りに励んでいます。
森元さんのほ場。作付面積は約35ヘクタールで、食用米、もち米、飼料米を栽培しています。8月下旬から収穫しているのだとか。
こちらはもち米のほ場。和邇地区の土壌は粘土質で、もち米を栽培するのに適しているそうです。
特別に森元さんのもち米を使っているという和菓子をいただきました。
この地域は比良山からの山水でおいしいお米が出来るそうです。
改めて森元さんにお話をお伺いしました。
「農業を始めたのは、大好きな叔父が農業をしていたから。今から10年ほど前ですが、僕が24歳の時、叔父が病気で亡くなりました。とても悲しかった。いつも一緒にいましたし。亡くなった後、農場をどうするかという話になり、一緒にやっていた僕が継ぐことになりました。当時は本当に大変でしたが今は農業が楽しいです」と森元さん。
森元さんの夢は
「安全、安心なお米をお客様に提供したい。そして、農業経営のバトンを次世代に引き継ぎたいです。」
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