今回の夢追人は、京都市西京区大原野の斉藤隆男さんと滋賀県東近江市八日市地区の山田秀紀さんを訪ねました。
(リポーター：稲富菜穂)

【京都編】

京都の西の玄関口、西京区大原野にやってきました。のどかな田園風景が残る素敵な街です。

今回の夢追人の斉藤隆男さん。実家は代々続く農家です。学校卒業後に着物の染色会社に就職しましたが長男である隆男さんは、行く行くは農業を継ごうと考えていました。30歳で家業の農業を継ぎ現在は、水稲、ナス、ほうれん草、京ラフランなどを栽培しています。

この時期は田植えの準備で大忙しの斉藤さん

今、収穫真っ盛りの京ラフラン。だいこんとキャベツの仲間のコールラビを掛け合わせて誕生した野菜です。色んな料理に使えるそうです。

斉藤さんに「京ラフランのきんぴら風」をご用意していただきました。めちゃおいしー。

一つひとつ丁寧に作業する斉藤さん。

改めて斉藤さんにお話を伺いました。
「前職は着物染色の職人をやっていました。非常に検品が厳しく、いいものを作り続ける大切さを教わりました。それが今の農業にも役立っています。農業でいいものを作りたいです。」

斉藤さんの夢は
「自分の農地を守っていきたい。カッコよく言えば(笑)大原野の農地を守っていきたいです」

【滋賀編】

滋賀県東近江市八日市地区にやってきました。ここは古くからお酒造りが盛んな地域だそうです。この地域で農業を営む夢追人さん、どんな方なのでしょう。

今回の夢追人山田秀紀さん。高校卒業後、大手メーカーに就職しましたが体調を崩し退職。農業は体にいいのではないかと農業法人に就職。4年前、地域の後押しのもと山秀ファームを設立、代表を務めています。

酒米を栽培している山田さん。八日市には昔、酒蔵が10軒ぐらいあったそうです。残念ながら現在は4軒ぐらいになりましたが今も地酒が造られているそうです。

山田さんに育苗中の酒米の苗を見せていただきました。山田さんのところでは山田錦、吟吹雪、玉栄を育てているそうです。吟吹雪、玉栄は滋賀県の奨励品種なんだそうです。

山田さんに地酒を用意していただきました。八日市の地酒3種類です。めちゃめちゃおいしかったです～

改めて山田さんにお話をお聞きしました。
「高校を卒業してメーカーに就職したのですが、体調を崩し退職しました。そんな時、祖父がやっていた農業を思い出し、農業の道へ入りました。はじめは失敗ばかりでしたが、今は経営者として農業と向き合っています。農業をして本当に良かったです。」
稲富もいっぱいお酒飲んで応援します。

そんな山田さんの夢とは、、、。
「僕の夢は良いお酒の酒米をつくれる生産者になりたいです。」と山田さん。

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