2020年5月8日 オンエア
明治期の一大事業、琵琶湖疏水は滋賀と京都を結ぶ長大な水路。東京遷都で活力を失った京都に、水力発電や水運などで様々な恩恵をもたらしてきました。京都市内で本線から分岐した疏水分線は、京都市東部を北上します。その疏水分線に沿って、永観堂の北から銀閣寺橋あたりまで続く小道が"哲学の道"です。西田幾多郎ら、この界隈に暮らした哲学者たちが、散策の傍ら思索にふけったことが名称の由来です。
その哲学の道沿いに建つ南禅寺 境外塔頭、光雲寺境内の「葵(あおい) 哲学の道 看月亭(かんげつてい)、閑雲庵(かんうんあん)」が今回の主役。どちらも、別邸感覚で滞在できる一棟貸しの宿。かつて僧侶たちが暮らした佇まいの中に、日本の伝統美を今に伝える様々な意匠を垣間見ることが出来ます。
里山を想わせる豊かな自然を取り入れたお庭や、洗練された和と洋の感性が見事に融合された室内空間はまさに必見です。
葵 哲学の道 看月亭 / 閑雲庵
https://www.kyoto-stay.jp/
〒606-8446 京都府京都市左京区南禅寺北ノ坊町10
TEL : 075-354-7770
日本国内はもちろん世界中から多くの観光客が訪れる京都。特にインバウンドの観光客数は毎年増加の一途を辿っています。
インバウンド需要の高まりに伴い、京都市内の中心部には高級ホテルからゲストハウスまで、あらゆる種類の宿泊施設が誕生。
それらの施設では、外観や内装に伝統的な和の意匠や伝統技術を採り入れるなど、世界に冠たる歴史都市である京都へのリスペクトに満ちた建築が多いのも特徴です。また、提供されるサービスは、有名老舗旅館が建ち並ぶ京都で培われたおもてなしの心がお手本となっています。
京都への観光・宿泊に世界的に関心が高まる中、”洗練された和のラグジュアリー”をテーマとした宿泊施設を中心に、周辺のグルメ・ショッピング・文化財・伝統工芸・歳時を紹介する『KYOTOの休日』。
世界中の観光客を惹きつけてやまない街・京都の魅力を、たっぷりとご堪能ください。