今月の夢追人は京都府城陽市寺田の西田敏さん、野洲市須原の堀彰男さんを訪ねました。(リポーター/橘ゆい)
京都編
白い玉子焼きを食べたことがありますか?
今回は城陽市で養鶏場を経営されている西田さんを訪ねました。ここで作られている卵「穀産」は、ニワトリも飼料もすべて国産のこだわりの一品。 トリやエサはもちろん、職場の環境を整備し、品質管理も徹底しています。そんなこだわりの養鶏を勉強して欲しいとカンボジアからの留学生も受け入れています。 採れたばかりの卵で、カンボジア風たまごかけご飯を頂きました。
たまごに熱くこだわる西田さんの夢は・・・ 「この養鶏場でニワトリもエサも全て国産で出来るよう頑張っていきたい。研修生たちも国に帰って、日本とカンボジアの橋渡しが出来るとうれしいなと思います。」
滋賀編
かつては"田舟"が行きかう豊かな水郷だった滋賀県野洲市の須原地区。 自治会長の堀さんは、地域の水路を昔の姿に戻して琵琶湖のフナなどを田んぼに引き込み、 稚魚を育てる「魚のゆりかご水田」に取り組んでいます。
取材当日は、ちょうど田んぼの水を抜く中干に合わせて魚たちを琵琶湖へ戻す日。 田んぼで育った大きなフナやナマズが元気に湖へと帰って行くのを手伝った後は、おい しいお米と琵琶湖のフナでつくった地域の名物・鮒ずしをいただきました。
生き物と共生する農業を目指す堀さんの夢は・・・ 「ゆりかご水田米をブランドにして地域の活性化、魅力ある農業の発展につなげたい。 自然の中で生き物に触れる活動を子どもたちに伝えたいです」