今回の夢追人は、京都府与謝野町の有吉誠さんと滋賀県守山市の北川圭一さんを訪ねました。(リポーター：稲富菜穂、西上真帆)

【京都編】

京都府与謝野町岩屋にやってきました。与謝野町は大江山連峰から注ぎ込む水によって育まれる肥よくな大地で、古くから農業が盛んな地域です。

今回の夢追人有吉誠さん。生まれも育ちのも与謝野町岩屋です。前職は建設会社に勤務。就農は6年前、父に農業をしないかと誘われたのがきっかけだとか。現在、約2.5ヘクタールのほ場で、九条ねぎ、なす、とうがらし、水稲などの栽培をされています。

有吉さんはハウスと露地で九条ねぎを周年栽培されています。

有吉さんが九条ねぎの栽培を始めたのは、農家仲間の先輩がされているのを見て。就農6年の勉強中だからなんでも良いと思ったものは取り入れているそうです。整理されたほ場ですよね。

ほ場には様々な工夫が。マルチ、フラワーネット。毎日ほ場を見回るのが日課だそうです。あたりまえのことですが、情熱が無いとできません。

収穫の手伝いをする稲富リポーター。

収穫した九条ねぎは、自宅の横の調整場へ。調整作業は奥様の仁美さんの担当なんだとか。

葱剥き機でキレにした後、手作業で目方を図り袋詰め。花束を作るように束ねるのがキレイにみせるコツだそうです。

改めて有吉さんにお話を伺いました。
「農業をはじめたのは父に農業をしないかと誘われたのがきっかけ。永年建設会社で働いていたんですが大好きな岩屋の過疎化がすすみ、農業者も高齢化し、土地が荒れていくのを見ていると誰かがやらないと岩屋がなくなると危機感を感じていました。じゃあ俺がやったると父の誘いに一念発起しました。」

有吉さんの夢は
「僕が農業をすることで岩屋の土地が守れればうれしい。もっと規模を広げ、従業員と楽しく農業をしたい」そうです。

【滋賀編】

滋賀県守山市杉江町にやってきました。守山市はフルーツの栽培がとても盛んな地域なんです。早速、夢追人さんに会いに行ってみましょう。

今回の夢追人北川圭一さん、37歳。昭和9年に創業の梨園の4代目です。といっても本人は農業をする気は全くなく、小、中、高、大学と野球に明け暮れました。卒業後は社会人リーグからの誘いもありましたがプロになるには厳しいと野球を断念、大好きな故郷守山市に戻りました。地元のJAに6年間勤務し、その後就農。9年目の現在は梨園のほかに、いちご栽培を13アールされています。

北川農園では4種類のいちごを栽培されているそうです。中でも「やよいひめ」は北川農園の一番のおすすめです。

甘～い、いい香りがしてますね。西上はいちごが大好きなんです～

北川農園は代々続く梨農園。圭一さんは4代目。今年は90周年にあたるそうです。

JAの先輩の森井さん。JA時代に色々な農家さんに出会えたことが北川さんの財産なんだとか。

北川さんのやりがいは、「丹精込めてつくったいちごを買ってもらった時、そして美味しいと言ってもらった時はうれしくなります。お客さんを笑顔にしたい」

そんな北川さんの夢とは、、、。
「安心、安全はもちろんですがこだわりを強く持って愛情たっぷりこめて栽培しています。笑顔あふれる食卓作りのお手伝いが出来ればと思っています。それと育ててもらった野球に恩返しをしたいと思い、滋賀の育成機関に北川農園としてスポンサードしています。いつか甲子園の看板に北川農園をだしたいです。」

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※写真はイメージです。

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