今月の夢追人は、京都府八幡市の古里治彦さん、滋賀県高島市の前川美智子一さんと三尾里加工グループの皆さんを訪ねました。(リポーター:橘ゆい)
京都編
京都府八幡市で代々の農地を受け継ぎ八幡の野菜に夢をたくす古里さんを訪ねました。
古里さんの畑ではネギを育てるのに"マルチシート"と言う、草を生やさず内側の湿度を保ち生育も安定する方法を取っていました。古里さんはこの方法に目をつけ、この辺りで1番に取り入れたそうです。当時はそのやり方を批判する人もいたのだとか。
他にも小松菜や、しろ菜、菜花などを育てています。
今回はしろ菜の収穫をお手伝いさせてもらいました。
誰でも簡単に効率よく仕事が出来るように考えられていて、リポーターも1回目で綺麗に袋詰め出来ました。
古里さんの夢は・・・
「自分が法人化して大きくなるだけでなく、八幡全体、JAさんにも協力してもらい、野菜の会のメンバーを増やし全国の人に八幡の野菜、山城の野菜を発信していきたい。
それと、僕の子供が僕の後ろ姿を見て農業をしてもいいかなと思ってもらいたい。」
滋賀編
琵琶湖の西、安曇川流域の三尾里(みおざと)は「万木(ゆるぎ)かぶ」の名産地。
今回は、お漬物で有名な万木かぶを生産・加工するお母さんたちの集まり、三尾里加工グループを訪ねました。
でも、切ると中身は・・・
こんなに真っ白なんです!!
1週間ほど寒風にさらして水分をとばした万木かぶは糠漬けと甘酢漬けに。グループが出来て27年。今や平均年齢??歳の皆さん。和気あいあいとおしゃべりしながらの仕込み作業は毎日が"女子会"です。
味付けは三尾里に昔から伝わる秘伝の味。守り伝える"おふくろの味"です。
収穫から樽詰め、出荷まですべての作業をグループのメンバーでこなすため、この時期の作業は決して楽なものではありませんが、「毎年、楽しみにしてくれるお客さんがいるのがうれしい」と笑顔がこぼれます。何よりのお楽しみは「毎年、シーズン最後の打ち上げに、皆で温泉旅行へ行くこと」だそうです。
そんなグループのリーダー的存在、前川美智子さんの夢は・・・
「まだまだ、これからも消費者の皆さんに安心して食べていただけるお漬物を提供していきたいと思っています」