今回の夢追人は、京都府長岡京市の小野洋史さん。滋賀県東近江市の「くらしの会」の皆さんを訪ねました。（リポーター：稲富菜穂/涼宮菜月）
【京都編】
長岡京市にやって来た稲富リポーター。
この風景と、春を迎えるこの季節の旬の味といえば...
そう、あれですよ！あれ！！
というわけで、今回は「たけのこ」農家さんをお訪ねするんですが・・・
ん...？おもいっきり重機で作業をされてますよ！？農家さんですよね？？
こちらが今回の夢追人、長岡京市で代々たけのこを生産されている小野洋史さんです。
ただいま土入れの真っ最中！
たけのこって、勝手に生えてくるものだと思ってませんか？いやいや、この辺りのたけのこ農家さんは、竹林の土を盛り土しながら、手間と労力を掛けて栽培しているそうですよ。
竹林に稲藁を撒き、その上に土をかぶせて、フワフワの布団のように地面を覆うことで、やわらか〜いたけのこに育つんだそうです。
それにしてもキレイに整備された竹林ですよね〜
ロケの日は収穫の時期まで一ヶ月程早く、「大きなたけのこは無理ですよ」という事でしたが、せっかくなので掘ってもらえることに。
小野さんも今年初めての収穫になります。
目星をつけた場所に「ホリ」と呼ばれる独特の鍬（くわ）を突きたてて...
「大きいのが出てきますように〜！！」
お〜！！♪
期待以上の大きなたけのこが！！
やっぱり稲富リポーター、持ってますね〜
お父さんの背中を見ながらたけのこ栽培のノウハウを学んで来た小野さん。7〜8年かけて一人前になった今は「親父を超えましたね」と胸を張ります。
でも、たけのこづくりは苦労も多く、土日の休みもなく、ほとんど毎日お仕事されているそうです。
このキレイな竹林も、一年も放置してしまうと元に戻すのに10年はかかるそうですよ。
重機を操縦したり、、思ったよりずっと重労働なんですね〜。
それにしても竹林を抜ける風も差し込む日差しも心地よくて気持ちいいです。
「放置竹林が増えないよう、産地を守っていきたい」という小野さんの夢は・・・
「たけのこと野菜全般について、出来たら盛り上げていって、地域全体を盛り上げるような活動がしたいです。」
【滋賀編】
やって来たのは滋賀県東近江市の蒲生（がもう）地区。
この地域を流れる川の名前は、佐久良川（さくらがわ）。名前の通り春には桜がキレイなんだそうですよ♪
地元のJAさん、JA滋賀蒲生町の直売所の名前も「旬菜館 さくら」。採れたて旬の野菜が並んでます〜
お惣菜も日替わりメニューで充実してますな〜
というわけで今回は、お惣菜と地域の特産「佐久良川みそ」をつくっている夢追人さんのグループをご紹介します☆
はい、こちらが地元の女性グループ「くらしの会」代表の野村保子さん。
この日はちょうど「佐久良川みそ」づくりもされているということで、拝見させていただきました。
「佐久良川みそ」の材料は蒲生で栽培している「錦大豆」と近江米。
色白でキレイなお豆さんです。
一晩水に浸してふっくらした錦大豆を圧力鍋で煮ることおよそ50分。
煮豆の出来上がり〜。
この時点ですでに超美味！なのですが、まだまだミソ的には下ごしらえであります。
ちなみにこの豆の煮汁も、なかなかイケルんですよ〜♪お肌にも良さそう〜
すりつぶした豆に、煮汁と米麹、塩を混ぜて、かくはん機でぐるぐる練り練りしたら
いよいよ仕込み。美味しくなぁれと愛情込めてボールのように丸めます。
そして樽に投げ入れます。空気を抜くために思いっきりいきます！
心を込めて投げ入れる野村さんと、何かの鬱憤（うっぷん）を晴らすかのような涼宮リポーター！
さらに心を込めて、手でぐいぐい。
あとはじっくりと秋まで寝かせて熟成を待ちます。オヤスミナサイ...
秋まで待てない涼宮リポーターのために、去年のおミソでお料理をつくってくださいました。
実は、4月には「旬菜館 さくら」が新しくなり、加工スペースも出来るということで、「くらしの会」の皆さんは日ごろからお惣菜やお弁当のメニューを熱心に研究して来られました。
そんな皆さんのお料理だけあって、、、どれも美味しそう〜！！
地元の野菜もたっぷり入った「佐久良川みそ」のお味噌汁。
沁みわたります、おっ母さん...
「佐久良川みそ」は地域の学校給食でも使われているそうで「子どもたちに地元の安全・安心なも のを食べてもらえるのは嬉しい」と野村さん。
自分が歳をとって「さくら」に行ったときに、ちゃんとしたお野菜があり、魚があり、というようにしたい。と願う野村さん。「地域の女性たちが活躍する場をつくりたい」という地元JAの尾関 さんと二人三脚で活動を盛り上げています。
「楽しみながら地域のために活動したい」というグループの皆さん。
チームワークもばっちりで新しい「さくら」のオープンに向けて準備は万端！
新店舗の工事も着々。「旬菜館 さくら」4月7日オープンです！
「がんばってお弁当をつくって、お給料でみんなでハワイでも行きたいわね（笑）」と言う野村さんの夢は・・・
「新しくオープンします直売所の加工所で、皆で力を合わせてお惣菜なりお弁当をつくって、地域の皆さんに喜んでいただくことが私の夢です」
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