今回の夢追人は、京都府亀岡市の桂 幸光さん。滋賀県大津市の農工房ひらの加工部の皆さんを訪ねました。(リポーター:稲富菜穂/河邑ミク)
京都編
亀岡市で江戸時代から続く農家さんを訪ねてやって来ました〜。
天気はいいけど・・寒い!!
こちらが今回の夢追人の桂 幸光(ゆきみつ)さん。
若い!そしてイケメン!
ソフトウェア開発のお仕事をしていましたが、根っからのベンチャー精神から、農業に可能性を見出してUターン。実家の農業に就業した8代目の若旦那です。
亀岡を中心に若手の生産者で運営する出荷グループ「京都丹波LEAFY(リーフィー)」のリーダーもされています。
ちょうど小松菜の収穫が終わったばかりということで、種まきをお手伝い。
しかし、見るのとやるのとでは、全然ちがいますね。
桂さんがやるとスイスイと進む種まきですが・・・
なぜか前に進まない(泣)稲富レポーター・・・
種をまき、成長を見守りながら、消費者の需要に応える作物を届けるのは大変だけどやり甲斐を感じているそうです。
就農してすぐの頃はカラフルで誰も作っていない珍しい作物で一攫千金を目論んでたそうですが、買い手が付かず、あえなく撃沈・・。
「農業の基本を知らなかった」と当時を振り返る桂さん。「失敗しても結果が出なくても反省しながら前に進めれば...」
現在は定番野菜を手がけて日々奮闘中です。
そんな幸光さんのことをお父さんはどう思っているのでしょう?
日頃はあまり会話は無いそうですが・・・
お父さんいわく、幸光さんから「跡を継ぐ」と言われた時はちょっと複雑な気持ちだったそう。
「正直言って跡を継いで欲しいけれど、どこまで覚悟しているか心配だった」と語るお父さん。
「お父さん、とっても良いこと言ってましたよ」と 幸光さんにご報告したところ・・・
「番組のオンエアで確認します」
直接聞かんのかーーい!!
「若い人に、もっと夢のある職業であることを自ら結果を出して伝えていきたい」と語る幸光さんの夢は・・・
「おいしい食べ物、新鮮な食べ物をベストなタイミングでお客さんのもとに運ぶ。それでたくさんの人の人生が豊かになっていく。そういう仕事をしていくのが大切だと思う。より多くの方に自分の作ったものを提供することが夢です。」
滋賀編
いちめんの、なのはなーーーーっ!!!
大津市平野の上田上(かみたなかみ)地区で、古くから伝わる伝統の食品を生産されている
「農工房ひらの」加工部の皆さんをお訪ねしました。
この地域では、古くからお米の裏作として、菜種の栽培が盛んだっだそうで、実りを良くするために花を摘み取って、それを食するようになったんだそうです。
平均年齢○○歳の7名のお姉さまたちだけで、1トン近くの菜の花を摘み取るそうです!
菜の花の摘み方をやさしく教えて下さったのは、代表の 寺元孝子さん。
漬けあがりが苦くなるので、茎や葉は入れずに花だけを摘み取ります。
おお〜、見事に花だけですね〜。これを1トン。重労働〜!!
摘み取った菜の花は新鮮なうちに加工します。
水洗いせずに塩と唐辛子だけで漬け込むそうです。
「この子(黄金漬け)も、一所懸命美味しくなろうと思うてるんでね...」
我が子のように愛情込めて漬けあげるこの気持ちがおいしさの秘訣なんでしょうね。
「さっそく、お味を・・・」いや、河邑リポーター、漬け上がるのは10月下旬です。
「食べられへんパターンかい...!」
と思ったら、在庫の最後の一袋をちゃんとご用意してくださっていました。寺元さん、ありがとうございます!「陸の鮒ずし」とも呼ばれる独特な酸味と風味に河邑リポーターも「クセになりそう!!!」
漬けて5日ほどの新漬けもサラダ感覚で美味!
黄金漬けは、10月下旬からJAレーク大津の直販所やグリーンファーム石山店、堅田店で販売されますよ〜。
「作っている自分で言うのもなんですが・・・おいしいんです!」という皆さん、本当においしかったです。ごちそうさまでした!
「伝統のお漬け物を絶やさない様がんばっていきたい」という「農工房ひらの」加工部のまとめ役 寺元さんの夢は・・・
「菜の花ばかり摘んで楽しいけど、グループの皆さんと美味しいものを食べに行ったり、楽しくどこか遠いところに旅行に行ってみたいです」
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