今回の夢追人は、京都市右京区の永井浩二さん。滋賀県米原市甲津原の杉居はるのさんを訪ねました。(リポーター:稲富菜穂 / 涼宮菜月)
【京都編】
あちらに見えますのは五山の送り火のひとつ、鳥居形。京都市右京区の嵯峨にやって来ました〜。
で、こちらが今回の夢追人、永井浩二さん。代々続くお米農家さんですが、数年前から、このビニールハウスで、あるものをつくり始めたそうなんです。
これは・・・!
木の耳、と書いて、きくらげ!
「菌床栽培」といって、こんなふうに...
おがくずを固めたブロックに切り込みを入れておくと...
生えてくるんです。ニョキニョキっと。
と言うと簡単そうですが、水やりがたいへんでほとんど家をあけられないそうです。
まわりに師匠がいないので育て方は独学で研究したそうですよ。
栽培のコツは「過保護にしないこと」
立派に育ったきくらげをプチっ!と収穫。
プルンプルンで気持ちいい〜〜
味が気になります!
というわけで、奥さんにきくらげ料理をつくっていただきました〜
定番の中華スープはもちろん、冷奴、万願寺とうがらしと炊いたん、など和食にもバッチリ。
湯通しして、わさび醤油でいただくのもオツ。食感がたまらんです。
お味噌汁にも合うんです。これが。
奥さんのリクエストでつくり始めたきくらげ。「誰もやってないから俺がやる」と男気あふれる永井さんの夢は・・・
「この地域でも後継者不足になってきている。私らががんばらなアカン。まだ夢の途中、あと20年30年やり続ける。キノコはやり続ける!」
【滋賀編】
滋賀と岐阜の県境にどーん、と横たわる伊吹山の...
奥伊吹スキー場があるのが甲津原(こうづはら)です
スキー場に向かう途中、トタンで囲った茂みが。
ここが畑らしいのですが・・・
なんか生えてます...!
ピンク色のカワイイやつ♡
茗荷(みょうが)です〜
茗荷づくり名人、杉居はるのさん。御年82歳...!
雪のつもる冬場以外は年中、茗荷のお世話。夏場には朝早くから草刈りをして、汗びっしょりで天日干し。長年、二人三脚でやってきたご主人が3年前に亡くなってからは、ほとんど一人で畑の世話をしています。
愛情たっぷりで育った茗荷。「べっぴんさんに育ったな〜」と話しかけてやるそうですよ。
カワイイ♡&おいしそう〜
はい、お料理していただきました〜
てんぷら、お漬物、梅酢、ぬた和え、かつお醤油。茗荷尽くし!
シャッキシャキの歯ごたえと、ほわ〜んと広がる香り。最高です☆☆☆
おいしくいただきながら、ご主人の思い出話なども聞かせていただきました。
結婚式の日に初めて顔を合わせたというご主人。
口数の少ない、たまに、ふっと冗談を言って笑わせてくれる人だったそうです。
おしどり夫婦だったんですね〜。
「住めば都。甲津原はよいとこやで〜」と話す、はるのさんの夢は・・・
「これからは思うように、行きたい所へ行って、楽に気ままな生活させてもらおうと思ってる。動けるうちは茗荷の世話もさせてもらう」
今月のプレゼント >>たくさんのご応募、ご意見・ご感想ありがとうございます!
※写真はイメージです。
「永井きのこ園」のきくらげ20パックを3名様、甲津原の茗荷のお漬物2袋セットを5名様にプレゼント。
住所・氏名・年齢・番組へのご意見、ご感想をお書き添えの上、ハガキまたはこのHPの「プレゼント応募フォーム」でご応募ください。
〒602-8588 KBS京都「夢追人」プレゼント係
※〆切りは10月21日(土)必着 当選は賞品の発送をもってかえさせていただきます