今回の夢追人は、京都市伏見区の月本誠さんと滋賀県愛荘町の北村栄弘さんを訪ねました。(リポーター:稲富菜穂 / 優木瑛美)
【京都編】
京都市伏見区向島にやって来ました。市内だというのになんとのどかな田園風景!
今回の夢追人は月本誠さん。お正月用の「葉ぼたん」を栽培中の花き農家さんです。
月本さんの葉ぼたんは、「おどり葉ぼたん」という生け花用の特別なもの。
通常は、1本の茎に1房しか出来ませんが、「摘芯」という栽培技法で芯を止め、枝分かれさせているのが特徴です。市場でも人気があるのだとか。
こちらが月本さんの葉ぼたん圃場。約3000本栽培中!種を購入するのではなく、自家採種にこだわっています。
「おどり葉ぼたん」を京都で最初に作った誠さんの父・誠一さん。77歳の今でもバリバリの現役、自分が作ったものが地域に広がったのがうれしいと目を細めます。
お父さんと一緒にハイ、ポーズ♪
現在は、葉ぼたんの背を伸ばすための「下葉かき」という作業の真っ最中。
では、やり方を教えてもらって、下葉かきの作業を体験させてもらうことに。
意外と簡単ですが、すぐに伸びてくるのだとか(汗)
ずーと炎天下での作業は大変そう・・・
江戸時代から続く花き農家7代目・月本さんの自宅は、約170年前のむろが残る歴史的な建物!
月本さんの夢は...
「地元には、たくさんの花き農家があり、もっともっと花の消費をしてもらいたい、ということを広めていきたい。」(月本さん)
【滋賀編】
滋賀県愛荘町にやってきました。
今回の夢追人・北村栄弘さんは、伝統野菜を次の世代へと守り育てようと奮闘しています。
地元で300年前から栽培されている「秦荘のやまいも」。ゴツゴツしたこぶがある形が印象的です。
元の種いもづくりから数えると3年がかりでの収穫となる「秦荘のやまいも」。同じ場所で連作ができず、手間と時間を費やす貴重な伝統野菜です。
収穫をお手伝い。掘ってみないと形や大きさがわからないので、北村さんでも失敗することがあるそうです。慎重に、慎重に...
1年でもやめてしまえば絶えてしまう。秦荘やまいも振興会の会長も務める北村さんを支えているのは使命感です。
かかしと一緒に私が圃場を守ります!
獲れたての「秦荘のやまいも」を北村さんの自宅でいただきます。妻の愛子さんがすりおろすとなんと!この粘り‼
北村さんによりますと「秦荘のやまいも」は、加熱せずに生のまま味わうのが一番おいしいとか。上品な甘みもあって大満足です。ごちそうさまでした。
この時代を受け持った者の責任として、「秦荘のやまいも」づくりをやまいもパワーで粘り強く続けていきたいという2人です。
北村さんの夢は・・・
「私のふるさとには特産の秦荘のやまいもがあるので、これを日本の皆さんに広く知ってもらえるとうれしいと思います。これからも秦荘のやまいもが続いていってほしいです。」(北村さん)
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