今回の夢追人は、京都市右京区の今井義弘さんと滋賀県米原市の田中隆三さんを訪ねました。(リポーター：稲富菜穂)

【京都編】

京都市右京区、丸太町通りからすぐ、スーパーの隣という便利なところにやってきました。やってきたのはハロウィーン前日。トリック・オア・トリート！

今回の夢追人は体験農園を運営する今井義弘さん。体験農園は、よくある貸農園とは違うんです。

種まき、苗の植え付け、育て方から収穫まで、丁寧に指導してもらえるので、初心者でも安全でおいしい野菜をたくさん収穫することができるんです。道具だって貸してもらえます。

今井さんの指導を受けることが参加する条件になっています。畝ごとに育てる作物も園主の今井さんのプランに基づいて決まっています。まず農業の基礎をしっかり学んでほしいというのが今井さんの願いなんです。

個人区画のほかに共同区画もあって、こちらはみんなで栽培します。この日は落花生の収穫です。お父さんと力をあわせて、よいしょ！

この日は秋のミニ収穫祭。利用者の皆さんが焼き芋の準備から炭の火おこしにいたるまで、積極的に進めていきます。仲の良い学校のクラスのような一体感が農園を包みます。

例年は収穫のあと、みんなで芋煮などを楽しんで交流を深めていましたが、今年はコロナ禍でいつも通りとはいきません。それでもJA京都市嵯峨野支店のきれいなキッチンを借りて、共同区画で収穫した生の落花生を塩ゆでにします。ほっこりした落花生の味わいもなかなか乙なものです。

焼き芋もちょうどいい具合に焼きあがりました。稲富リポーターもアツアツを頂きました。秋の恵み！おいしかった‼

農業体験農園「すこやか嵯峨野ファーム」は年度ごとに入園者を募集しています。今井さんの人柄もあって、卒業しない人が多いので空きは決して多くないそうですが、興味のある方はぜひ。

今井義弘さんの夢は...
「モットーは"心豊かに　大らかに"。これを農業を通じてやっていきたいというのが私の夢です」 (今井さん)

【滋賀編】

滋賀県米原市にやってきました！後ろには、滋賀県最高峰の伊吹山がどーん！

今回の夢追人は田中隆三（たかみつ）さん。就農して18年、イチゴ、米、麦、そしてブロッコリーなどの生産をしています。前職はサラリーマンで、プリント基板の金型を作る技術者だったそうです。

広いブロッコリー畑。水がきれいで野菜に適した土なので、15000本ものブロッコリーも元気に育つとのこと。10月下旬は、ブロッコリー収穫の最盛期ということで、収穫されたブロッコリーは、どれも瑞々しく、ずっしりと実がつまっています。

とても几帳面な田中さん。ブロッコリーを植えるときも、1本1本がまっすぐに並んでいないと気が済まないそうです。大きく育った今もビシッとまっすぐです！

葉は2本だけ残して収穫。何かのキャラクターみたいです！ブロコりん、とか！？

慣れた手つきで出荷作業をしているのは、田中さんの奥様、泰子さんです。
詰められたケースに並ぶブロッコリー、美しいです！

泰子さんがブロッコリー料理を作ってくださいました！収穫したてのブロッコリーは、「なに、このしっかり感！そして甘い！」（稲富談）。泰子さんのお料理はとてもおいしく、もしそのままお店でいただいても感動！レベルのすばらしさでした。

中村さんの夢は...
「還暦を過ぎましたが、元気なうちはおいしい野菜を作っていきたいと思います。そして何よりも、ここでかみさん孝行を約束します！」（中村さん）

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※写真はイメージです。

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