今回の夢追人は、京都府京丹後市の池邉恒雄さんと滋賀県大津市の上野壽久さんを訪ねました。 (リポーター:稲富菜穂)
【京都編】
京都府京丹後市弥栄町にやってきました。厳しい寒さで思わずこんな表情になってしまいました。
今回の夢追人・池邉恒雄さんはご本人曰く「負けず嫌いで、なんでも一番になりたい」という若きファーマーで、地元・京丹後に広がる国営農地の広い面積を活用した経営を目指しています。
雪の下には立派なにんじんが隠れています。にんじんは雪の下で糖度を増すんだとか。なんだか健気でカワイイじゃないですか。
池邉さんは昨シーズンまで漬物店との契約栽培の聖護院かぶや長大根を主にしていましたが、今シーズンからにんじんの割合を大幅に増やしました。それは、にんじんが安定して出荷できる作物だと考えたからだそうです。
見渡す限りと言いたくなるような広大な面積を手がける池邉さん。新たに機械を導入して、積極的に規模を拡大してきました。
積極的な経営を目指す池邉さんには技術面やこれからの経営について意見を交わす同世代の仲間がいます。そんな仲間の樋野一平さん(右)と福田翔さん(左)によりますと、池邉さんは仕事も遊びも一生懸命できる人なんだとか。この季節のお楽しみはスノボです。
機械での作業でも丁寧な仕事を心がけているという池邉さん。秀品率を上げることを意識していて、いずれはフルタイムの雇用や法人化も視野に入れているそうです。
妻・奈美さんお手製のにんじん料理をご用意していただきました。にんじんナムルに、にんじんしりしり、そしてにんじんの葉っぱのかき揚げです。
双葉ちゃんと壮亮くんも一緒に試食タイムです!どれもおいしかった。ごちそうさまです。妻・奈美さんによりますと「やさしいお父さん」だという池邉さんにとって、一番大切なのは「家族」なんです。
京都府若手農林漁業者表彰を受けた地域の若きリーダー池邉さん。「産地としての丹後を盛り上げていきたい」と頼もしい言葉が聞けました。
池邉さんの夢は・・・
「私の夢は自分の家族が今から安定して暮らしていけるよう、きっちり働いて、きっちり稼いで、何不自由なく生活できることです。」(池邉さん)
【滋賀編】
滋賀県大津市にやって来ました。「急がばまわれ」の語源にもなったという日本三名橋の一つ・瀬田の唐橋前からスタートです。
今回の夢追人は町内の圃場の95%を担う農事組合法人「農~夢(の~む)せきのつ」の代表理事で、地域の活性化を願う上野壽久さんです。
「農~夢せきのつ」がこの時期手掛けるのは、この立派な「せきのつキャベツ」!上野さんによりますと、寒いほどおいしくなって、甘みがぐっと増すのだとか。上野さんのおすすめはお好み焼きです。
現在、関津では地域を元気にしようと地元の人たちによる「かかしコンテスト」を開催中です。ずらりと並ぶ力作ぞろいのかかしたち。あまりのリアルさに驚かされます。
国家公務員として働いてきた上野さんは、農事組合法人は作物を栽培するだけでなく、地域の環境を守ることも大切な仕事だと考えています。組合ができたことで「みんなで一緒にやろう」という気持ちが芽生えたのではと語ります。
農事組合法人の顧問・上野透さんと次代を担う副代表の上野正和さん。2人は口を揃えて壽久さんは地域に欠かせない人と語ります。農事組合法人だからこそ大規模な機械化も実現しました。
ずらりと並んだキャベツ料理の数々。ツナキャベコロッケに始まり、ツナキャベバーグ、いなりあげとキャベツのさっと煮、いろどりキャベツのゆずみそ和え、キャベツとゆずの2日漬け、大根と干し柿のキャベツサラダ、そしてキャベツたっぷりの豆乳鍋まで!
用意してくださったのは関津の「ふれあいサロン」の皆さん。組合の活動を応援してくれる頼もしい存在です。
おかげさまで、どれもおいしくいただきました。もうお腹いっぱいです。なんでも楽しくやらないとダメだと考えている上野さんが笑顔で見守ります。
上野壽久さんの夢は...
「できたら直売所や人が集まるような場所を作りたいというのが組合としての夢です。個人的にはコロナ禍で会えていない遠方の子どもや孫たちに会いたいです。」(上野さん)
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