今回の夢追人は、京都府京丹波町の谷口勝己さんと滋賀県長浜市の川村美津子さんを訪ねました。(リポーター:稲富菜穂)

【京都編】

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京都府京丹波町にやってきました。由良川のゆったりとした流れに癒されます。

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今回の夢追人・谷口勝己さんは、繊維会社定年後に農業の道に進み、今では農業生産法人の代表として地域の人たちから頼りにされるリーダーです。

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谷口さんたちが2012年に立ち上げた農業生産法人「みとけ」が通年で栽培しているのが、ブランド京野菜「京みず菜」です。ハウスで育てた「京みず菜」は柔らかくてサラダ向きなんだそうです。

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「京みず菜」栽培の大ベテラン・片山芳子さんの手ほどきをうけて稲富リポーターも収穫のお手伝いです。年間通してコンスタントに出荷するためには計画的に栽培することが大切です。

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農業生産法人「みとけ」は13棟のハウスで「京みず菜」を栽培するほか、地域の水田16ヘクタールで酒米などの水稲に加え、地域の特産品・黒大豆も手掛けるなど事業を多角化しています。

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「みとけ」の柱の一つが、前身の安栖里農作業共同組合から引き継いだライスセンターです。収穫した米を乾燥・籾すり・選別する施設で、色彩選別機を導入するなど設備を整えて「みとけ」以外の地域の米も受け入れています。

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農業生産法人「みとけ」で働く仲間たちです。出荷に向けた作業が和気あいあいと進められていました。

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「みとけ」では京都府立農業大学校出身の波多野孝彰さん(写真右)、片山祥規さん(写真左)の若手2人を雇用しています。地域の農業を次の世代につなぐため、谷口さんは担い手の育成にも尽力しています。目指せ!未来の社長さん!!

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農業生産法人の代表に加え、部会員数1000人を超える大所帯のJA京都京野菜部会部会長を務める谷口さんは、京丹波町議会の議員でもあります。「みとけ」の仲間たちがいるから、そうした活動もできるんですと谷口さんは笑顔で語ります。

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農業生産法人「みとけ」の名前は、地域のシンボルで農業に恵みの水をもたらす「三峠山」からとられました。この自然も次の世代に引き継ぎたいと谷口さんは考えています。

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谷口勝己さんの夢は・・・
「私には2つの夢があります。まずひとつは株式会社みとけの安定した経営。将来につないでいきたいと思っています。もうひとつは京丹波町に観光農園を設立したいというのが私の夢です。」(谷口さん)

【滋賀編】

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滋賀県長浜市にやってきました!雪のいぶき!

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今回の夢追人は川村美津子さん。「きんたろう村のうえん」のしいたけハウスを運営する、合同会社TUNAGUの執行役員です。銀行を退職後、子育てをしながらケアマネージャーなどの資格を、さらには大学で学んで介護福祉士、社会福祉士などの国家資格を取得しました。

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耕作放棄地の畑で、子どもから高齢者まで大勢の方が作業をしているところを見たときに、川村さんが「私がやりたいことはこれだ!」という心の叫びを感じたことから、農業を始めるために合同会社を設立。農業と福祉を連携させ、しいたけなどの栽培を始めました。

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生育環境を管理し、菌床栽培で大切に育てられたしいたけは、肉厚で味も濃いことが自慢だそうです。
しいたけ同士がお互いに成長を阻害しないように、地道に「芽かき」の作業を行います。

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「きんたろう村のうえん」では、スタッフみなさんのほかに、高齢者や障害がある方などがやりがいを持って楽しそうにお仕事をされています。
仕事はひとつひとつ丁寧に。ハウスの床もいつもピカピカ!

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大切に育てられ、美しく成長したしいたけに感動!
これはどう料理したらおいしいんだろうか・・・想像していると食べてみたくなってきます!

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取材当日の朝早くからスタッフのみなさんに作っていただいた「しいたけ料理」の数々。
稲富リポーターはもちろん、撮影を終えたスタッフ含めておいしくいただきました!
ほんとうにおいしかったです!

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川村さんの夢は・・・
「この長浜南東部が、次の代、また次の代へと、豊かな地域としてつなげていくことができればいいなと思っています。」(川村さん)


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