今回の夢追人は、京都府亀岡市の酒井美明さんと滋賀県草津市の横江敏和さんを訪ねました。(リポーター:稲富菜穂)

【祝!100回】

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7月放送分で「夢追人」は放送100回を迎えることができました。生産者の皆さんをはじめとする多くの方々のおかげです。ありがとうございました!

【京都編】

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京都府亀岡市にやってきました。後ろにそびえるのは地域のシンボル・霊仙(れいせん)岳です。

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今回の夢追人・酒井美明さんは百貨店を退職後、本格的に就農し、地元の特産品を復活させようと奮闘する地域のリーダーです。

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以前は日本一ともいわれたという曽我部の玉ねぎ。曽の字を〇で囲ったマークは「まるそ」と呼ばれ、「まるそ」の玉ねぎはブランドだったそうです。

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曽我部町の6つの集落37名のグループで「まるそ」玉ねぎ復興を目指して取り組んでいます。国の補助金などを活用して畝たて、定植、収穫などの機械化も進めています。

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収穫後自然乾燥させることで出荷時期を調整するとともに玉ねぎのおいしさを増すための吊り玉づくりは今でも手作業です。福知正好さんの指導の下、稲富リポーターも吊り玉づくりに挑戦しましたがほとんどやっていただくことになってしまいました。

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地域に点在する吊り小屋に玉ねぎを吊るしていきます。自然乾燥させることで貯蔵性に優れたやわらかくておいしい玉ねぎになるんだとか。昔は曽我部町だけでこうした吊り小屋が300ほどもあったそうです。

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オニオンスライスと玉ねぎいっぱいのお味噌汁をご用意いただきました。

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オニオンスライスはシャキシャキしてみずみずしいけれど甘みもあって、お味噌汁はその甘みがさらに増していて稲富リポーターもビックリ!地域の人たちは当然といった感じでおいしさに自信を持っています。

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多田政紹さん福知正好さんも交えてお話を伺いました。昔は30ヘクタールも栽培していたという「まるそ」の玉ねぎ。今では20分の1ほどの規模になってしまいましたが、儲かる農業の基盤を固めていくことで玉ねぎづくりを伝えていきたいと酒井さんは意気込みます。

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酒井美明さんの夢は・・・
「日本一おいしい玉ねぎの産地づくりを実現したい。さらにいうと日本の京都・亀岡の「まるそ」玉ねぎを世界に発信したいというのが私の夢です。」(酒井さん)

【滋賀編】

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滋賀県草津市にやってきました。北山田町には2000棟ものビニールハウスがあるそうで、見渡す限りハウスが広がり壮観です。この地域には通称メロン街道があるんです。

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今回の夢追人・横江敏和さんは農家の4代目として農業大学校で学んで20歳で就農、今では25年のキャリアをもつファーマーです。

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家族で30棟のハウスを手がける横江さんがこの時期7棟のハウスで収穫を迎えようとしていたのは草津メロンです。

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草津メロンは1本あたりのメロンの数が3個、葉の数は25枚など、JAレーク滋賀草津メロン部会で定めた栽培法をきっちり守って育てられたものだけが名乗ることができるブランドです。

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夏のハウスは高温になるので早朝と夕方の作業が中心になります。実は暑さに弱い横江さんは以前激やせしたことがあり、気をつけて10日間ほどのメロンの収穫に臨んでいます。

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草津メロンは直売所での販売がメインなので完熟ぎりぎりまで栽培してから収穫します。そのため糖度が高く、出荷期間は短いですが毎年大人気なんです。離層と呼ばれる割れ目が収穫時期の目安になると教えていただきました。

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取材に伺ったのは収穫適期の少し前でした。残念ながら試食はできないと告げられた稲富リポーター。ただただ悲しみにくれています。

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無事収穫できた横江さんの草津メロンを送っていただきました。稲富リポーターに代わって清老さんがありがたく試食させていただきました。とっても甘くておいしかったとのこと。ありがとうございます。

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出来栄えのいい立派なメロンが収穫できるとやりがいを感じるという横江さん。キャリアを重ねても毎年天気が違い、同じようにやってもうまくいかない時があるので、まだまだ勉強が続きますと穏やかな笑顔で語ります。

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横江敏和さんの夢は・・・
「生涯現役で2000棟ある北山田町のハウス団地で野菜づくりを続けていきたいです」(横江さん)


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