今回の夢追人は、京都市右京区の中村ブライアンさんと滋賀県彦根市の月成倍敏さんを訪ねました。(リポーター:優木瑛美 / 稲富菜穂)
【京都編】
京都市右京区にやってきました。目指す農家さんは嵐山のそばなんです。
今回の夢追人・中村ブライアンさんは、アメリカ・ボストン出身のトマト農家です。
ブライアンさんはハウスで大玉、中玉のトマトとミニトマト7種類を育てています。
日本に興味があったブライアンさんは東京に短期留学した時、同じ大学の寮で妻・里美さんと出会いました。遠距離で愛を育んだ2人は結婚。そしてブライアンさんは妻の実家でトマトづくりを始めることに。
ブライアンさんが学んだのはヨーロッパの農業大国オランダ流のトマト栽培法です。ポイントはトマトにストレスを与えないことで、温度、湿度、二酸化炭素量などハウス内の環境を管理して、収量の最大化を目指します。
トマトの木が元気なことが一番うれしいというブライアンさん。得意のパソコンを駆使してスマート農業に挑戦しています。
義父の尚司さんは隣のハウスで味に特化した別の方法でトマトを栽培しています。2人で農業の最新技術の展示会を視察に行くなど、農業者としても尊敬しあう仲です。
妻・美里さんの姉妹と子どもたちも集まりました。中村農園では、こんな幸せな風景がしばしば繰り広げられるのだとか。
中村農園のトマトをたっぷり使って石窯で焼いたピザがメインディッシュです。
栽培のサポートからパッケージデザインまで、それぞれの立場で中村農園を支える三姉妹。明るい雰囲気のまま農園を継いでくれたブライアンさんにはとても感謝しているそうです。
優木リポーターも思わずこの表情のおいしさです。
中村ブライアンさん美里さん夫婦の夢は・・・
「子どもたちにたくさん農業の経験をしてもらうことです」(ブライアンさん)
「私たちも小さな子どもがいるので、実際に子どもたちが土や野菜に触れて、いきいきしている姿を見られるのがうれしいし、大事なことだと思うので、そうしたことに力を入れていきたいと話しています。」(美里さん)
【滋賀編】
滋賀県彦根市にやって来ました。後ろに見えるハウスに今回の夢追人がいらっしゃいます。
今回の夢追人は月成倍敏(つきなり・ますとし)さん。元鉄道マンのファーマーです。
アスパラガスが地表から顔を出しています。月成さんが栽培を始めた15年前のアスパラガスが今もまだ芽を出しています。
鎌につけた印でアスパラガスの長さを確認してから刈り取ります。
最盛期は朝と夕の2回収穫することになるのだとか。稲富リポーターもちょっとだけお手伝い。
畝のところどころにキャベツの葉を被せた缶が埋められています。これはダンゴムシ対策のトラップなんです。できるだけ農薬を使いたくない月成さんの工夫です。
JRで運転士として働いていたころは米づくりと兼業していた月成さんですが、定年後80歳まで取り組む作物として選んだのがアスパラガスでした。
妻・裕子さんに月成家でよく食べるアスパラガス料理を用意していただきました。
軽く茹でて素材のおいしさをそのまま味わうのが何といってもおすすめ。夫婦そろって150点の高評価。胡麻和えも思わずご飯が欲しくなるおいしさ。ごちそうさまでした。
春芽、夏芽、秋芽と収穫は続きますが、月成さんが一番おいしいと思うのは春のアスパラガスだそうです。アスパラガスを味わって、春を感じる稲富リポーター。
月成さんの夢は...
「アスパラガスを20年以上作りたいと思ってきたが、あと数年で20年になります。それを一つの夢として取り組んだので、もう少しやりたいなと思います。そして、できるだけ食卓にあげていただいて、おいしく食べてもらえるようなアスパラガスを提供するのが夢です。」(月成さん)
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