今回の夢追人は、京都府宮津市の今中睦美さんと滋賀県長浜市の宮部広成さんを訪ねました。(リポーター:稲富菜穂)
【京都編】
京都府宮津市にやってきました。海の向こうに天橋立が見えています!
今回の夢追人・今中睦美さんは、京都府で数少ない交配花粉媒介者、通称ポリネーターとなるミツバチを育成しています。養蜂業は、今中さんのお父さんの代、昭和46年から始められ、現在、丹後半島周辺のハクサイ、キャベツ、メロンなどの農家にミツバチを供給しています。
まずは、お着替え。さされる心配はなくなりましたが、誰だかわからなくなりました。
ミツバチが住んでいる木箱のお家がずらりと並んでいます。別のところのも含めると、全部で550群(箱)あるそうです。これぐらいの距離からでもミツバチの羽音がよく聞こえます。
木箱のふたをそろりと開けると、ミツバチがぶわっと元気に飛び出しました!今中さんは、日々ミツバチの状態を見極め、ストレスなく元気に働けるように環境づくりをしています。
今中さんいわく、「やさしく扱うとミツバチは穏やかに育つ」とのことですが、その数とすごい羽音は迫力満点!ちなみに1箱あたり、12000匹が住んでいるそうです。
写真の真ん中にいる長めの尾を持つのが女王バチです。基本は1箱に1匹。1日1000個もの卵を産むんだそうです!
今中さんは、6月下旬ごろからハチミツも出荷しています。試食した稲富リポーター、「うまっ!そして濃厚!」
京丹後市久美浜町でメロン栽培農家を営む藤本さんのところでも、現在、今中さんのミツバチ5群が仕事をしています。
メロンの花は咲いている期間が短く、ミツバチは受粉に欠かせない存在です。久美浜町の砂丘メロンを作っている農家すべてに、今中さんのミツバチが関わっています。
ハウスの中という過酷な環境の中でも元気に働いているミツバチを見て、一安心の今中さん。ミツバチの活躍で今年も立派な砂丘メロンが収穫されますように!仕事を終えて帰ってきたハチには「お帰り!」と声をかけるそうです。
今中さんの夢は...
「養蜂家として最も尊敬する父を超えていくこと、みんなに満足していただけるミツバチをつくっていくこと」(今中さん)
【滋賀編】
滋賀県長浜市にやって来ました。長浜市南東部の常喜町周辺は金太郎こと坂田公時出生の地とされています。きょうは金太郎像の前からスタートです。
今回の夢追人はきゅうりを手がけて7年目の宮部広成さん。
宮部さんが手掛けるきゅうりは地元の英雄にちなんで「金太郎きゅうり」として販売しています。その名の通り元気で力強いきゅうりなんですよ。
収穫をお手伝いすると切り口からじわっと水がにじみだすみずみずしさ。思わず一口かじるとそのジューシーさに稲富リポーターもびっくり!
「金太郎きゅうり」のみずみずしさを生み出すのはこの井戸水です。90m掘ってようやく湧き出た水は伊吹山地の雪解け水が流れ出たものなんだとか。
今ではすっかりやさしいパパの宮部さんですが、20代のころは知る人ぞ知るスカパンクバンドのボーカリストでした。アメリカツアーを2度も実現したバリバリのミュージシャンだったんです。
6歳の楓ちゃん(写真右)、4歳の蕗ちゃん(写真左)姉妹と自慢のきゅうりを手にポーズ!2人ともきゅうり大好きだそうです。
妻の美里さんも一緒に宮部ファミリー集合!子どもたちによりますとお父さんとお母さんはとっても仲良しなんだとか。うらやましい限りです。
宮部さんの夢は...
「私の夢は家族が笑顔でずーっといれることです」(宮部さん)
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