今回の夢追人は、京都市伏見区のおくだやすひこさんと滋賀県近江八幡市の芳井善弘さんを訪ねました。（リポーター：稲富菜穂）
【京都編】
京都市伏見区深草にやって来ました。
今回の夢追人はバラ農家でフラワーデザイナーとしても活躍するおくだやすひこさんです。
若き日のアメリカ修業中に農薬の影響で倒れたことがあるおくださんは、帰国後徐々に農薬の量を減らし、今では竹酢液以外は農薬を使わずにバラを育てています。茎が曲がっていてもそのままで、個性的なおくださんのバラは作品の表現の幅を広げてくれると、華道家やフラワーデザイナーから支持されています。
自然にまかせた栽培法だというおくださんのハウスでは、雑草もある程度まではそのままにしているんです。
農薬を使っていないから、おくださんのバラは花びらを食べることができるんです。まるでリンゴの皮のような味で、稲富リポーターもおいしくいただきました。おくださんの食べられるバラの花びらは、料理を美しく彩る存在としてレストランでも活用されています。
バラの花びらをたっぷり使ったクッキング体験。バラの香りのジャムを作っています。
鮮やかな色と香りのジャムができあがりました。花びらの存在感もしっかり残すように仕上げるんです。パンにつけてもすごくおいしかったですよ。
おくださんはコロナ禍で需要の落ち込んだ花のPRイベントでフラワーデザイン体験の講師を務めるなど、業界のための活動にも取り組んでいます。迷いのない手さばきで、みるみるうちに作品が完成します。
曲がったバラを駆使して広がりのあるデザインを表現したおくださんの作品。さすがです。
バラの花びらを使ったアクセサリーも製作しているおくださん。モデル役の稲富リポーター、似合ってますか？
なんとありがたいことにバラの花束をいただきました。番組を卒業するわけではないはずです...
おくださんの夢は...
「とことん農薬を使わずにバラを栽培して、たくさんあるバラでできることを極めていきたいと思います」（おくださん）
【滋賀編】
近江八幡市にやってきました！きれいな形のこちらはリーフレタスです！
今回の夢追人・芳井善弘さんは、妻の瑠見子さんといっしょに、水耕栽培に適したリーフレタスや水菜、小松菜、ハーブなどサラダ用の野菜を栽培しています。仲睦まじいご夫婦です。
イチ押しはサラノバレタスというオランダの種苗会社が開発した品種で、なんと芳井さんは滋賀県で唯一のサラノバレタス認定生産農家だそうです。
サラノバレタスの特徴には、葉の大きさが一口サイズで揃っている、普通のリーフレタスの2倍から4倍の葉がつく、などがあるそうです。
善弘さんは数年前までは土木の仕事をしていたのだそうです。ゼロからのスタートでしたが、研修などを受けながら水耕栽培の知識を身につけました。
復帰を考えていた元エステティシャンの瑠見子さんでしたが、善弘さんの強力な誘致活動？もあって、産休明けに急転直下で農業を手伝うことになったそうです。えー！と思いながらも、始めてみると意外に楽しかったそうです。
ハウスの近くにある直売所でも販売されている芳井さんの野菜には、手作りのかわいいポップも添えられています。こちらの商品はしばらくあとには、全部売り切れていました！
芳井さんの野菜をハウスまで直接買い来られる方もいらっしゃいます！お２人は大津市から！
「なにこれ！おいしい！」
試食する稲富リポーター、カメラが止まっても箸は止まりません！
地下20メートルからくみ上げた地下水で栽培しているので、苦みが少なく、食べやすくなっているとのこと。芳井さんのお子さんも毎日サラダを食べるようになったそうです。
芳井さんの夢は...
「サラノバレタスをもっと知られるようにしていきたいです。滋賀県から全国に発信していって、サラノバレタスといえばここ！と言ってもらえるような農家を目指します。」（芳井さん）
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※写真はイメージです。
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〒602-8588 KBS京都「夢追人」プレゼント係
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