今回の夢追人は、京都府京丹波町の森直宏さんと滋賀県東近江市の加固和代さんを訪ねました。 (リポーター:稲富菜穂)
【京都編】
京都府京丹波町にやってきました。これはおにぎりじゃなくて丹波くりポーズです。
今回の夢追人・森直宏さんです。69歳の森さんは会社勤めのかたわら兼業農家として米を作ってきましたが、退職後に町の勧めもあって水田だった土地を造成して本格的に丹波くりの栽培に取り組むようになりました。
京のブランド産品「丹波くり」です。丹波地方では平安時代の初期には栽培されていたという特産品です。森さんも先人が築いたブランドのおかげで生産・販売できるのだと感謝しています。
斜面で栽培されることが多い栗ですが、水田を栗園として造成することで平地での栽培となり、さらに樹高を3.5メートルほどに抑えることで作業性を高めています。
手をかけただけ良い栗ができるという森さん。木の成長をイメージして1月2月に行う剪定が大事だと教えてくれました。草刈りや虫の防除も手を抜かず、秋の収穫を迎えました。
稲富リポーターも腰にかごをつけて丹波くり収穫のお手伝いです。似合ってますか?
奥さん手づくりの栗ごはんと丹波くりが乗ったおはぎです。おはぎは森さんがリクエストして作ってもらっている思い出の味です。
ぜいたくに丹波くりを使った栗ごはんとおはぎをいただき、稲富リポーターも大喜び!なめらかな栗の甘みが感じられて、とってもおいしかったです。ちなみに森さんから食レポが上手とほめてもらいました。恐縮です。
近所の人に「本当に楽しそうに仕事してるね」と言われる森さん。まだまだ初心者と謙遜する森さんですが、栗の栽培について積極的に学んでいます。森さんは日々、お客さんに買ってもらえる丹波くりを目指して丁寧な仕事を心がけています。
森直宏さんの夢は...
「退職したとき、あと何年働けるかなと思いました。幸い身体が元気で働けるので、皆さんに喜んでいただける栗をしっかりこれからも作っていきたいと思います。」(森さん)
【滋賀編】
滋賀県東近江市百済寺(ひゃくさいじ)町にやってきました!はるか向こうにうっすらとびわ湖が見えます!
今回の夢追人は加固和代さん。北海道の大学を卒業後、ドイツのデュッセドルフに4年半居住、そこからいろんな国に旅行していたそうです。帰国後、仕事をしながらお父さんの梨づくりをお手伝いしていました。
滋賀県の果樹品評会の梨部門で優秀賞を受賞するなど、梨づくり名人だったお父さんが、11年前に突然倒れられ、急きょ和代さんが梨づくりを引き継ぐことになりました。 現在、およそ47アールの広さで幸水、豊水、あきづきなどを作っています。
引き継ぎなしで始まった加固さんの梨づくり。機械の取説を読むところから始め、周りからのアドバイスをもらいながら、試行錯誤しつつ努力を重ね、最近になってやっと自分で納得の収穫ができるようになってきたとのこと。
農業はストレスフリーで性格的にも合っているそうです。
「あいとう梨」は食べごろタイミングに合わせて収穫します。撮影時はちょうどあきづきの最盛期。素人が見てもわかりませんが、加固さんいわく「ぴかっと光っている」ものがそのタイミングなんだそうです。
手間をかけるほど味がよくなるということで、1年を通じて作業があるのだそうです。収穫が多いときには1日15~20キロのケースが25個にもなるそうです。ちなみに稲富リポーターはケースを持ち上げられませんでした。
地元と梨づくりが大好きという加固さん。手間ひまをかけることも大事、でも今後はよりいいものを効率よく作ることを目指していきたいとのことです。
持つとみっちりと実がつまった感覚がわかる梨。
稲富リポーター、収穫されたばかりの梨を試食させていただきました。
「果汁がブシュー!あま~!めっちゃおいしい!!」
なしジャムグループが作る「あいとう梨のジャム」。
あいとう梨のおいしさがダイレクトに伝わってくる一品です!
加固さんの夢は...
「これからもずっとおいしい梨を作り続けて、『あいとう梨』をみんなでもっと活気のあるブランドにしていきたいです」
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