2023年5月の記事一覧

今回の夢追人は、京都府福知山市の細見昌一さんと滋賀県高島市の西澤恵美子さんを訪ねました。
(リポーター:稲富菜穂)

【京都編】

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京都府福知山市三和町は丹波くりの産地として知られ、平安時代に編纂された「延喜式」にも栗の産地として丹波が登場します。そんな三和町で丹波くりの栽培に情熱をそそぐ夢追人さんを訪ねます。

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今回の夢追人細見昌一さん72歳。代々続く栗農家...ではなく、この圃場は昌一さんが空いていた土地に栗を植えたのが始まり。会社員として仕事と中学時代から打ち込んでいた野球に忙しく、栗の手入れは中々出来なかったといいます。20年以上趣味のような感覚で栗を植えていた昌一さんが本気になったのは、京都府の丹波くりマイスター養成講座に合格し、第一人者の山内善継さんに弟子入りをしてから。栗のすべてを教えてもらった昌一さんは今までやってきたことが遠回りだったことに気づき一念発起。本格的に取り組んで現在は3反5畝の圃場に194本の栗を育てる一方で山内さんの後継者として後進の育成にも励んでいます。

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丹波くりは手をかけてやることが大切で、なかでも冬にやる剪定が大変重要なのだそうです。

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細見さんが剪定した栗の木。枝の成長をイメージしながら剪定するのがポイントだそうです。

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細見さんの相棒の丹波ノ龍琥くん。この辺りは獣害がひどく頭を悩ませていた細見さん。獣害対策に番犬を飼ったところサルの被害がなくなりました。

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奥様手作りの渋皮煮。細見さんの栗の大きさにビックリ!

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改めて細見さんにお話をうかがいました。
「丹波くりは人気があるので全然足りないのが現状です。師匠の山内さんに教えてもらったことを講師として若手の栗生産者に伝えています。たくさんの人が丹波くりを作り生産量を上げて、多くの人に丹波くりの良さを知ってもらいたいです。」と細見さん。

【滋賀編】

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滋賀県高島市朽木(くつき)にやってきました。ここは滋賀・京都・福井の県境に位置する場所で、かつては近江商人が荷物を持ってかよった山の道でもあるんです。この大自然に囲まれて夢を追いかける方ってどんな方なんでしょう。

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今回の夢追人は西澤恵美子さん。彦根市生まれの恵美子さんは林業を営む夫と結婚。本当は京都に住むはずでしたがこの地の豊かな自然にひとめぼれ。こっちで暮らしたい!と、ここ朽木で農業を手伝いながら3人の息子を育てました。次第に増える休耕田を何とかしようとウドの栽培を始め、2004年には体験・山菜摘み農園「じゅうべえ」をオープン。お客さんが自分で山菜を摘んで調理してその味を楽しんでもらう、そんな施設でしたがコロナの影響で今は農園のみ。
栽培した山菜を道の駅や直売所で販売しています。

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春の季節は、寒ウド、山ウド、こごみ、タラの芽などの色々な山菜が獲れるのだそうです。

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山菜博士⁉の西澤さんに農園を案内していただきました。勉強になりました。

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収穫したばかりの寒ウドは生でも食べられるそうです。

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新鮮な寒ウドを西澤さんに料理していただきました。お手伝いする稲富リポーター。

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寒ウドの天ぷら、生ウド酢味噌、木の芽和え、煮物、焼き物。

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改めて西澤さんにお話をうかがいました。
「きっかけは過疎が進み休耕田が多くあったので、それらを生かして何かできないかというのと、
山菜を採りに来る人が個人の所有地や畑に無断で入り込むなどのトラブルが多く、農園にしたらそんなのがなくなるかと思い始めました。今も心ない人はいるのですが、農園を始めたころのお客さんが今も常連さんとして連絡をしてくれるのが嬉しい。どんなに冬が厳しくても時期になればちゃんと芽吹く山菜に励まされて頑張っています。これからも山菜の魅力を広めたいです。」


今月のプレゼント >>たくさんのご応募、ご意見・ご感想ありがとうございます!

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※写真はイメージです。

京野菜セットを2名様、JAレーク滋賀から「泰山寺だいこん」を4名様にプレゼント。
住所・氏名・年齢・電話番号・番組へのご意見、ご感想をお書き添えの上、ハガキまたはこのHPの「プレゼント応募フォーム」でご応募ください。

〒602-8588 KBS京都「夢追人」プレゼント係

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今回の夢追人は、京都府綾部市の白波瀬亜弓さんと滋賀県東近江市の森鉄兵さんを訪ねました。
(リポーター:西上真帆)

【京都編】

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京都府綾部市の白波瀬牧場にやってきました。牧場の入口には牛さんのかわいいイラスト!

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今回の夢追人白波瀬亜弓さん。祖父がはじめ、父が大きくした白波瀬牧場の看板娘。
物心のつく前からお父さんが大好きでずっとお父さんにくっついていた亜弓さん。
父の和也さんは亜弓さんをおんぶして作業をしていたそうです。
大好きなお父さんと大好きな牛に囲まれて育った彼女は大人になっても牛と暮らすこと以外考えられませんでした。北海道の酪農大学を卒業後、すぐ実家へ戻り父、母、兄と牧場の仕事に携わっています。

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朝の7時から作業をする亜弓さん

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酪農の主な仕事は餌やり、掃除、子牛の世話、搾乳などがあります。白波瀬牧場では作業を分担して行います。亜弓さんは子牛の管理を任されています。

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西上リポーターもお手伝い。子牛のミルクやりを初体験。4日前に生まれたばかりだそうです。

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ちょうど取材日に削蹄作業が行われていました。蹄が伸びすぎると足がだめになって歩けなくなったりするので定期的に削蹄されるそうです。

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愛情いっぱいに育てられている白波瀬牧場の牛たち。

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牧草の畑。イタリアンライグラスとスーダンを合わせて5.3ヘクタールほど栽培してます。

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牧草畑で改めて亜弓さんにお話をお聞きしました。
「子供のころからお父さんの背中を見てずっと追いかけています。牛をかわいがって育てるのもお父さんに教えてもらいました。飼料や燃料費などが高騰して今酪農は大変ですが、搾乳量を増やすためには牛の数を増やすよりそれぞれの牛の能力を引き出したいと考えています。
それにはやはり快適に過ごさせてあげることだと思います」

【滋賀編】

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滋賀県東近江市市辺町にやってきました!近年圃場整備が行われただけあって広々と開けた圃場が広がっています。今回はこちらで知る人ぞ知る特産品を栽培されている夢追人です。

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今回はこちら!「八日市きゅうりです」

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40年ほど前から産地化が進められ、「八日市きゅうり」として全国でも有数の産地。
でも「八日市きゅうり」はJAを通じて全量京都市場へ出荷され地元では出回らないのだそうです。

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今回の夢追人森鉄兵さん。高校卒業後は大好きな音楽の為、イギリスへ留学。
帰国後は農業には無関係の仕事に就きますが両親から農園を継いでほしいといわれることはありませんでした。それでも結婚を機に就農、MORI農園の三代目となりました。平成30年、31年度は八日市共販胡瓜部会の部会長にもなり、現在は滋賀県指導農業士として後進の育成にも努めています。

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「八日市きゅうり」特徴はよくあるつるおろし栽培ではなく摘芯栽培で1本1本丁寧に育てることだそうです。生物農薬を導入することで殺虫剤の使用回数を大幅に減らされています。また「八日市きゅうり」は出荷基準が厳しくまっすぐで美しいきゅうりでなければいけないそうです。

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真剣に作業する森さん。

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自慢の「八日市きゅうり」を試食させていただきました!

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森さんおすすめの食べ方だそうです。
(左:辛味噌マヨネーズ、中:キューちゃん漬け、右:キムチ漬け)

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改めて森さんにお話をうかがいました。
「父親からは農家を継げとは一度も言われなかったです。高校卒業後は大好きな音楽を学びたいと海外留学をさせてもらいましたし。今思うと父親も農業をやりながらもやりたいことやっていたからかな。」と森さん。

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農業の傍ら、地元を盛り上げたいと思い「びわこジャズ東近江」を開催しています。大好きな音楽と農業を両立できるのも農業の魅了です。


今月のプレゼント >>たくさんのご応募、ご意見・ご感想ありがとうございます!

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※写真はイメージです。

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住所・氏名・年齢・電話番号・番組へのご意見、ご感想をお書き添えの上、ハガキまたはこのHPの「プレゼント応募フォーム」でご応募ください。

〒602-8588 KBS京都「夢追人」プレゼント係

※〆切り4月15日(土)必着 当選は賞品の発送をもってかえさせていただきます。

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夢。それは勇気であり、力でもある。

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私たちはそんな~夢追人~を応援します。

出演者

中川泰宏
中川泰宏 (JAグループ京都会長)