今回の夢追人は、京都府綾部市の白波瀬亜弓さんと滋賀県東近江市の森鉄兵さんを訪ねました。
(リポーター:西上真帆)
【京都編】
京都府綾部市の白波瀬牧場にやってきました。牧場の入口には牛さんのかわいいイラスト!
今回の夢追人白波瀬亜弓さん。祖父がはじめ、父が大きくした白波瀬牧場の看板娘。
物心のつく前からお父さんが大好きでずっとお父さんにくっついていた亜弓さん。
父の和也さんは亜弓さんをおんぶして作業をしていたそうです。
大好きなお父さんと大好きな牛に囲まれて育った彼女は大人になっても牛と暮らすこと以外考えられませんでした。北海道の酪農大学を卒業後、すぐ実家へ戻り父、母、兄と牧場の仕事に携わっています。
朝の7時から作業をする亜弓さん
酪農の主な仕事は餌やり、掃除、子牛の世話、搾乳などがあります。白波瀬牧場では作業を分担して行います。亜弓さんは子牛の管理を任されています。
西上リポーターもお手伝い。子牛のミルクやりを初体験。4日前に生まれたばかりだそうです。
ちょうど取材日に削蹄作業が行われていました。蹄が伸びすぎると足がだめになって歩けなくなったりするので定期的に削蹄されるそうです。
愛情いっぱいに育てられている白波瀬牧場の牛たち。
牧草の畑。イタリアンライグラスとスーダンを合わせて5.3ヘクタールほど栽培してます。
牧草畑で改めて亜弓さんにお話をお聞きしました。
「子供のころからお父さんの背中を見てずっと追いかけています。牛をかわいがって育てるのもお父さんに教えてもらいました。飼料や燃料費などが高騰して今酪農は大変ですが、搾乳量を増やすためには牛の数を増やすよりそれぞれの牛の能力を引き出したいと考えています。
それにはやはり快適に過ごさせてあげることだと思います」
【滋賀編】
滋賀県東近江市市辺町にやってきました!近年圃場整備が行われただけあって広々と開けた圃場が広がっています。今回はこちらで知る人ぞ知る特産品を栽培されている夢追人です。
今回はこちら!「八日市きゅうりです」
40年ほど前から産地化が進められ、「八日市きゅうり」として全国でも有数の産地。
でも「八日市きゅうり」はJAを通じて全量京都市場へ出荷され地元では出回らないのだそうです。
今回の夢追人森鉄兵さん。高校卒業後は大好きな音楽の為、イギリスへ留学。
帰国後は農業には無関係の仕事に就きますが両親から農園を継いでほしいといわれることはありませんでした。それでも結婚を機に就農、MORI農園の三代目となりました。平成30年、31年度は八日市共販胡瓜部会の部会長にもなり、現在は滋賀県指導農業士として後進の育成にも努めています。
「八日市きゅうり」特徴はよくあるつるおろし栽培ではなく摘芯栽培で1本1本丁寧に育てることだそうです。生物農薬を導入することで殺虫剤の使用回数を大幅に減らされています。また「八日市きゅうり」は出荷基準が厳しくまっすぐで美しいきゅうりでなければいけないそうです。
真剣に作業する森さん。
自慢の「八日市きゅうり」を試食させていただきました!
森さんおすすめの食べ方だそうです。
(左:辛味噌マヨネーズ、中:キューちゃん漬け、右:キムチ漬け)
改めて森さんにお話をうかがいました。
「父親からは農家を継げとは一度も言われなかったです。高校卒業後は大好きな音楽を学びたいと海外留学をさせてもらいましたし。今思うと父親も農業をやりながらもやりたいことやっていたからかな。」と森さん。
農業の傍ら、地元を盛り上げたいと思い「びわこジャズ東近江」を開催しています。大好きな音楽と農業を両立できるのも農業の魅了です。
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