今回の夢追人は、京都市右京区京北の山内宗さんと滋賀県守山市の川井玲央人さんを訪ねました。 (リポーター:西上真帆、稲富菜穂)
【京都編】
京都市右京区京北にやってきました。ここ京北は北山杉が名産で林業が昔から盛んな地域です。北山杉の山並みが美しい!ここに20年前にIターンで移住し、農業を営んでいらっしゃるのが今回の夢追人さんです。
今回の夢追人山内宗さん。田舎暮らしにあこがれてこの地に移住してきました。というのは宗さんのご両親のお話。息子の宗さんは両親に従ってこの地にやってきました。農業は農業法人に務めたのがきっかけ。その後、自分の農業をとJAに相談し独立。現在は水稲1町、ハウス4棟で伏見とうがらし、スナップエンドウ、ズッキーニなどの栽培をしています。移住して20年、結少しずつ野菜部会の仲間や地元の人々、同じ移住者の方々との交流も生まれてきました。青壮年部の副会長も経験し、農業だけでなく地域のリーダーとして励む毎日です。
青々としてすごく元気そうですが、こちらの伏見とうがらしは京北の主力品目。10月いっぱいまで収穫できるそうです。
伏見とうがらしの圃場。綺麗に手入れされています!
山内さんの栽培方法は、とうがらしのポテンシャルを上げる工夫すること。例えば水を制限し、強い根にすることにより水をあまり必要としない木をつくります。
山内さんは伏見とうがらしのほかに、ズッキーニ栽培にも挑戦中です。
改めて山内さんにお話をうかがいました。
「伏見とうがらしの栽培を始めたのは、ここ京北は古くから伏見とうがらし栽培が盛んで、歴史があるから。当初は失敗の連続で難しいかったですね。今も難しいと感じています。ですが、大変だと思ったことは一度もないです。工夫することは面白いです。」と山内さん。
そんな山内さんの夢とは、、、。
「僕の夢は毎年違う環境の中、その環境に合わせて、思案、工夫していい物をつくり続けたいと思っています。」
【滋賀編】
滋賀県守山市にやってきました。見渡す限りの圃場、ここ守山は農業がさかんな地域です。今回はどんな方が登場してくださるんでしょう。
今回はいちじくです。守山市のいちじくは「湖畔のいちじく」の名称で販売されています。おいしそう~
今回の夢追人川井玲央人さん27歳。就農3年目の若きファーマーです。実家は、まったくの非農家。ご自身も会社勤めをするうち、手に職を付けたいという思いと同時に、毎日同じことを繰り返す仕事、将来の自分に疑問が生まれたといいます。上をめざす持ち前の向上心を抑えることができませんでした。自分の力を試す、そんな思いで農業の世界へ。現在は、いちじく、スイカ、おくらなどを栽培されています。
いちじくは、黒いちじくが1反、ドーフィン1反の合計2反ほど栽培されています。
よってこファームのいちじくは、木で完熟させる「木成り完熟」で、その日収穫したものを直売所で販売しています。
いい香りがしています。1つ試食させていただきました。甘い!めっちゃ甘いです!甘さの秘訣は有機肥料中心の自家製肥料と琵琶湖のミネラルたっぷりの土がのおかげだそうです。
スイカの圃場で出来を確認する川井さん。
改めて川井さんにお話をうかがいました。 「農業をやって良かったと思っています。桁違いに楽しいです。自然相手ですので同じ日が1日とありません。目標にしていることは、「人と自然」「人と野菜」「人と農業」をつなぐ架け橋です。」と熱く話す川井さん。
そんな川井さんの夢とは、、、。
「僕の夢はこれからの子どもたちが憧れる農業にするために、農業とふれあえる場所をつくることです。そうすることで農家の価値を高め、儲かる農業にしていきたいです」
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