番組審議会

6月番組審議委員会

開催日 令和4年6月27日(月)午後4時~5時30分
開催場所 KBS京都放送会館 3階 第3会議室
出席者 審議委員9名

議題

ラジオ番組『キョートリアル!コンニチ的チュートリアル』について合評

 例会ではまず第96期実績・役員体制及び取締役の担務等について細井俊介社長から報告がありました。また、令和4年度の第1回審議会であることから委員長の選出を行い、委員の互選で若林委員が委員長に選出されました。
 その後、今月の合評対象番組であるラジオ番組『キョートリアル!コンニチ的チュートリアル』について各委員が意見を述べました。
 制作担当者からは「この番組は京都市左京区出身のお笑いコンビ・チュートリアルのお二人が担当している番組で、2002年4月からスタートした番組です。チュートリアルは徳井義実さんと福田充徳さんのコンビで、4歳からの幼馴染で友達であり、相方でもあるという、仲のいいトークが魅力の番組となっています。この番組ではアシスタントや放送作家は存在せず、ディレクターとお二人の3人で作り上げてきた番組で、ディレクターは私で5代目となります。今回みなさんにお聞きいただいたキョートリアルは、番組開始20年という節目の年ということもあって、KBSホールで開催した5月21日の公開収録の模様をお聞きいただきました。」との説明がありました。
 委員からは「吉本の芸人さんだけれども、阪神間のお笑いと何か違い、ゆったりした京都テンポがラジオに向いていると思った。」「ラジオならではの、ゆっくりと時間を使ってトークを聞かせることができているのが、さすがチュートリアルの二人だと思った。」「リスナーとの会話のやり取りも見事にかみあっていた。」「公開収録のために沖縄から来たリスナーがいたのは驚きだった。」「目の前で見ることができる公開収録イベントは面白いと思う。」「ぼーっと聴いていたとしても、だんだん引き込まれていく。ストレス無く聴けるのはすごい。」「チュートリアルはラジオに適した方たちだと思う。」「ビッグになって東京に足場を置きながらでも、KBSのために20年やってくれている2人の心意気がうれしい」「あれだけメディアに出ているチュートリアルが20年もKBS京都ラジオに出ていることに敬意を表します。」「お客さんとのトークが面白かった。ディレクターのQ&Aは通常の放送のときで良かったのではないか。」「5人のディレクターの話は内輪ウケではないか」「内輪の話をすると普段聴いていない人からすると不満からもしれないが、長年聴いているファンクラブの集いのようなものなので仕方が無い。」「20年間5人のディレクターを繋ぎながらファンのみなさんと年を重ねてこられたのは、すごく大事なこと。」「KBSホールで記念番組としてやっているのと、毎週放送しているスタジオでの作り方は当然違うが、中途半端にミックスした作り方をしてしまっている。」「徹底してファン向けに絞った方が良かった。気を使い過ぎたのではないか。」「番組審議会では歴史や文化といった真面目な番組以外に、こういうバラエティ番組を審議するのも、放送局の実力やセンスを知ることができるので良いのではないか。」「KBS京都ラジオではこれまで多くの若手芸人が育ってきた。若手芸人にとって励みになっているし、心の拠り所にもなっている。」「チュートリアルにはまだまだ全国でも活躍して、京都を愛し続けてもらって、この番組が30年後にもまだ続いていたらいいと思う。」などのご意見をいただきました。

(番組審議会事務局)

令和4年度 株式会社京都放送 番組審議会委員(6月例会出席者)
若林 卯兵衛 (株)若林佛具製作所 取締役相談役
平林 幸子 京都中央信用金庫 相談役
松本 和加子 京都市文化観光資源保護財団 専務理事
松田 規久子 京都新聞社 編集局文化部長
雨宮 章 京都府立府民ホール及び文化芸術会館 館長
寺脇研 京都芸術大学 理事
鈴鹿 可奈子 聖護院八ッ橋総本店 専務取締役
新村 恭 一般財団法人 新村出記念財団 嘱託
森本 淳生 京都大学人文科学研究所 准教授

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