今回の番組は、JA京都中央会・中川泰宏会長のご自宅からお届けします。
テーマは、中川会長が推し進めてきた「京野菜世界ブランド化プロジェクト」です。2013年、フランス・パリのヴェルサイユ宮殿を貸しきって、京野菜を持ち込み、政府関係者に料理を振る舞う晩餐会を実現し、周囲を驚かせたこのプロジェクト。
その後も、トルコ・中国・ロシア・イギリス・バチカン市国・スペインと、世界7か国で晩餐会を成功させ、京野菜の認知度の向上、そして日本の農畜産物の輸出拡大にも大きな役割を果たしてきました。
そして12月10日。東京・迎賓館赤坂離宮を舞台に、28か国の大使夫妻や政府関係者、公邸料理人など約90人を招待しての和食晩餐会を開催!
今回は、新型コロナの影響で5年ぶりに新たなスタートを切った「京野菜世界ブランド化プロジェクト」と、和食晩餐会のもようをお伝えするとともに、各国の来賓も絶賛したお料理!京野菜をはじめとする京都の農畜産物を使った「京懐石のフルコース」をたっぷりとご紹介します。
和食晩餐会の舞台となった迎賓館赤坂離宮
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京都を東西に走る主要道路のひとつ、五条通り。 この五条通と七本松通の交差点を南に少し下ると、韓国料理店「韓食堂AYAN(ハンシクタン・アヤン)」があります。
元々、食べることが大好きという、チェジュ島出身の店主、イ・ヒョクジュさんが「自分が食べてきた家庭の味」と話す優しい味の韓国料理が大人気!中でもイさん自慢の看板メニューは、ソルロンタン!牛肉と骨をしっかり煮込んだ、乳白色のスープは、シンプルながら絶品です。
今回は、料理好きの店主が営む「韓食堂AYAN」で、豚肉本来の旨味が味わえる「京都ぽーく」と、これから収穫の最盛期を迎える「九条ねぎ」を使ったメニューを味わいました。
店主 イ・ヒョクジュさんの似顔絵が目印の「韓食堂AYAN」
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京都市中京区にある老舗商店街「京都三条会商店街」。その商店街に2022年10月オープンしたのが、「香港点心専門店 四季」です。
香港出身で、料理歴35年になる吳 允武(ゴー・ワンボー)さんが腕を振るう本場の味が、あっという間に評判に!手作りにこだわった本場香港の逸品料理と、種類豊富な点心が味わえます。
点心専門店として、早朝から全て手作りで皮から丁寧に仕込む名物の餃子はこの店の看板メニューのひとつ。特に、エビのぷりっぷりの食感が弾ける「海老蒸し餃子」は、吳さんもおすすめの一番人気のメニューです。
香港から取り寄せた麺で作る香港焼きそばも、吳さんのこだわりのひと品。日本にはないモチモチ食感と見た目よりさっぱり食べられる味付けが美味しいと、お客さんにも好評です。
今回は、現地の味が商店街で味わえる「香港点心専門店 四季」で、収穫の最盛期を迎えている「ピーマン」と、「小松菜」を使ったメニューを味わいました。
京都三条会商店街の中にある「香港点心専門店 四季」
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京都市南区にある世界遺産・東寺。 京都のランドマークともなっている五重塔は、木造の塔としては 日本一の高さを誇っています。その東寺の南側、国道1号線沿いにある「う越一(うをいち)」は、 明治20年創業、130年以上続く老舗の京料理店。現在は、祇園の料理店で修業し、京料理の心得を大切にする4代目店主の上田謙司さんと、女将の純子さんが2人で切り盛りしています。
看板メニューは、京都市中央市場から仕入れた新鮮な魚と野菜をふんだんに使った、見た目も美しい「京弁当」。仕出し屋ならではの出汁の味をきかせた"冷めても美味しいお料理"がぎっしり!老舗の味わいを気軽に楽しめます。
地元に愛されてきたお店は、常連客はもちろん、口コミで新規のお客さんもかなり増えているのだとか。「美味しいね!また来るね」のひと言を大切に、京の味を提供し続けています。
今回は、京料理の老舗「う越一(うをいち)」で、収穫の最盛期を迎えている「京おくら」と、秋の味覚の代表格「丹波くり」を使ったメニューを味わいました。
東寺の南側、国道1号線沿いにある 京料理の老舗「う越一 (うをいち)」
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福知山市のシンボル、福知山城。丹波平定に成功した戦国武将・明智光秀が拠点として築いた城が始まりと言われています。その城下町として栄えてきたのが、福知山市です。
福知山市の旧国道9号線沿いで営業する「まるそう髙野」は、嵐山で和食の修業を積んだ3代目の髙野公宜(まさよし)さんと、2代目の父・隆さんが、親子で切り盛りする地元で人気の和食店。店内に入ると、美味しそうな定食や、舞鶴の漁港で揚がる新鮮な魚介など、バラエティ豊富なメニューが、びっしりと書いてあります。
しかも、「最近値上げした」と言いますが、びっくりする程お値段もリーズナブル!!地元の人にとっては「ランチ時間はまるで社食」「憩いの場」というほど身近な存在で、多くの人々に愛されています。さらに、その味に惹かれ、ツーリングなどでやってくる遠方からのリピーターも多いのだとか!特に季節を問わず提供している名物「おでん」は、誰もが注文するお店の看板メニューとなっています。
今回は、地元に根づいた人気の和食店「まるそう髙野」で、収穫の最盛期を迎えている「万願寺甘とう」と「京都茄子」を使ったメニューを味わいました。
福知山市の旧国道9号線沿いにある和食店「まるそう髙野」
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※7月のあぐり京都は高校野球中継のため、8月4日(日) 正午からのオンエアとなります。【再放送は翌日8月5日(月) 朝9:00から】
JR京都駅の南側にある、世界遺産・東寺。創建1200年を超える古刹をひと目見ようと、国内外から多くの人が訪れます。
その東寺から南へ徒歩5分ほど、周辺の門前町の一角にお店を構えるのが、居酒屋「たんと」です。料理が大好きという店主の伊藤君江さんと、夫・慶昌さんのご夫婦が営むお店。店内に入ると、カウンターには京都ならではのおばんざいや、韓国料理などの大皿料理がずらり!
「たくさん来てもらって、たんと食べてほしい」という願いからつけた店名が、まさにその通り!と思える品揃えです。料理は、すべて君江さんの手作り。味はもちろん、そのボリュームとリーズナブルな価格帯で、どれを食べてもハズレなしです。
今回は、地元の常連客や多くの観光客が訪れる人気の居酒屋「たんと」で、夏に旬をむかえる「賀茂なす」と「伏見とうがらし」を使ったメニューを味わいました。
東寺にほど近い 居酒屋「たんと」
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北大路通は、西は西大路通から東は白川通に至る、全長約5.5キロの幹線道路です。京都市内では、大正から昭和初期に整備された比較的新しい道路ですが、周辺は閑静な住宅街で、様々な店も立ち並んでおり、市民の生活に溶け込んだ、なくてはならない通りのひとつとなっています。
そんな北大路沿いで昭和23年に創業し、京都を代表するフルーツパーラーとして愛されてきたのが「Fruit&Cafe Hosokawa」です。
店内は、全国の産地から選ばれた旬の果物がずらり!カフェスペースでは、シェフパティシエ・松本 亮さんが作る、こだわりの果物をたっぷり使った、見た目にも美しいケーキが味わえます。カフェのオープン当初からのメニューで、果物そのものの味が堪能できる「ローズパフェ」も人気。
見た目も味も絶品な「フルーツサンド」はテイクアウトもでき、訪問先への手土産としても重宝されるのだとか。
地元はもちろん、遠くから訪れる常連客が多く、「Hosokawa」の店名と、美味しさへの確かな信頼がうかがえます。そんな「Fruit&Cafe Hosokawa」で、今回は「京たんごメロン」と「京都の牛乳」を使ったメニューを味わいました。
昭和23年創業、北大路通沿いの「Fruit&Cafe Hosokawa」
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伏見区にある龍谷大学 深草キャンパスの周辺は、学生マンションと共に多くの飲食店が立ち並ぶ、学生街としてにぎわうエリア。そんな中でも、学生たちに『定番の龍大めし』として親しまれているお店が、大学のすぐ南側、住宅街の中に佇む、天ぷら料理店「天えい」です。
3代目の店主・市原英樹さんは、「若者には手の届きにくいメニューを、手ごろな値段で食べてもらおう」という思いで、揚げたてでボリュームたっぷりのメニューを、税込み1,000円というリーズナブルな価格で提供し続けています。名物は、醤油ベースの甘辛く濃いタレで仕上げる「天丼」や、ボリュームたっぷりの「天ぷら定食」、元祖をうたう名物の「まぐろカツ丼」など。
現在は、昼の営業のみとなっていますが、今でも現役の学生はもちろん、多くの卒業生がその味を求めて訪れる、龍大生の胃袋をがっちりと掴んでいるお店なんです。そんな「天えい」で、今回は旬の野菜「新玉ねぎ」と「スナップエンドウ」をいただきます。
龍谷大学・深草キャンパスの南側にある 天ぷら料理店「天えい」
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京都を東西に走る松原通は、古くは平安京の「五条大路」と呼ばれた大通りで、歴史深い道です。
そんな松原通から室町通を少し北へ上がると、地元の人々に愛される「グリルステーキ 葵(あおい)」があります。
洋食に関わって50年以上という大野恍一郎さんと2代目の晃靖さんが、お米にあう「日本の洋食」をコンセプトに、愛情たっぷりの洋食を作っています。
和牛のA5ランクの肉のみを厳選しながらもリーズナブルな価格で、ミシュランの「ビブグルマン」(5000円以下で味わえるコストパフォーマンスの高い料理店)にも選ばれた、人気の"街の洋食店"です。
今回は、肉のおいしさが伝わるシンプルな調理法にこだわった「グリルステーキ 葵」で、「京の肉」と旬の「京みず菜」を味わいました。
松原通から室町通に上がってすぐ「グリルステーキ葵(あおい)」
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京都府の北部、天橋立を望む宮津湾。その近くで、2006年から寿司店「なみじ」を営む岸本佳久さん・果奈さんご夫妻は、地元でしか出回らない旬の地魚と、丹後地域の食材にこだわったメニューで、来店したお客をもてなしています。
丹後地方を「なんでも揃う ありがたいところ」という佳久さん。最初は「地元のもので、どれだけ料理が作れるか」という興味から始まった食材へのこだわりは、今では宮津の漁港で揚がった魚はもちろん、米や野菜といった農産物、酒や調味料に至るまで丹後地方のものを使うという徹底ぶり。
地元の漁港から仕入れているため、海鮮丼(昼限定)や地魚にぎりの内容が毎日異なり、どんな魚と出会えるのか、ワクワク感も楽しめます。宮津でとれる小ぶりのサワラで何か料理ができないか、という相談から生まれたサワラの押し寿司「やなぎ寿司」は、地産地消をかかげるお店の名物。地元の旬の野菜やお餅などで果奈さんが作る、天ぷら盛り合わせも人気です。
今回は、丹後地方だからこそ味わえる食に出会える名店「なみじ」で、こだわりの「たまご」と、京丹後市峰山町にある農畜産物直売所「丹後やさい館 きちゃりーな」で選んだ旬の野菜を味わいました。
宮津の地名・波路(はじ)から名付けたという寿司店「なみじ」
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