JA京都 温江村づくり委員会加工部(与謝野町)
与謝野鉄幹・晶子ゆかりの地として知られる与謝野町温江地区。大江山連峰を背景に、棚田が広がる美しい集落で、住民が植えた2キロにも渡る桜並木が、シンボルロードとなっています。温江地区では、6年程前から村づくりのための協議を本格的に進め府や町の支援を受けて、一昨年の春、「あつえ彩菜館」をオープン。温江や丹後で採れた農産物をふんだんに使い、お弁当やお菓子を作って販売しているほか、地元で生産された野菜やお米も販売しています。
与謝野鉄幹・晶子ゆかりの地として知られる与謝野町温江地区。大江山連峰を背景に、棚田が広がる美しい集落で、住民が植えた2キロにも渡る桜並木が、シンボルロードとなっています。温江地区では、6年程前から村づくりのための協議を本格的に進め府や町の支援を受けて、一昨年の春、「あつえ彩菜館」をオープン。温江や丹後で採れた農産物をふんだんに使い、お弁当やお菓子を作って販売しているほか、地元で生産された野菜やお米も販売しています。
お菓子の材料としても需要が高まる栗。京都ではなんといっても「丹波くり」が有名ですが、JA京都では、1億円産地化プロジェクトも進行中。高齢化で耕せなくなった田んぼなどを有効利用し、栗園を増設。地域の景観を守ると同時に、ブランド「丹波くり」のふるさととして、新規就農者を増やし、地域を元気にしていく取り組みも進められています。
今回は、オープンから9年目を迎え、地域の交流拠点としても賑わいを増すJA京都のファーマーズマーケット「たわわ朝霧」から番組をお届けします。京都府内最大級の農畜産物直売所として開設された「たわわ朝霧」では、出荷する生産者同士が互いに技術を磨き合い、プロの料理人が買い出しに訪れるほど、高品質な野菜がズラリ!
最近、特に力を入れているのが、JAの女性部のみなさんによる対面販売。農家の女性達が集まる女性部では、地元の農産物を使った料理や御菓子などの加工品づくりを行っており、対面販売では、その魅力をPRしてもらうとともに、消費者との交流も深めてもらっています。
直売所でのこうした「交流の輪」が、地域にどのような変化をもたらすのか、今回は与謝野町で加工品づくりに取り組む女性達にスポットを当てながら、考えていきます。
今回は、与謝野町温江地区に加工所と直売所を開設する「あつえ村づくり委員会」から加工部を代表して林さんと千賀さんのおふたりをゲストにお招きしました。
10年程前から、丹後の新たな特産品として注目を集めるようになってきた「ごぼ丹」。丈の短い短形ごぼうで、丹後の土質に合い、柔らかで香りが良いと、京阪神はもとより、首都圏へも出荷を伸ばしています。収益性の高い新商品づくりに意欲を燃やす藤原典道さんは4年前に会社勤めを辞め、家業の農業の世界に飛び込みました。今では、父・公道さんと一緒に、汗を流す毎日。息子が後を継ぐことが決まって、思い切った投資を出来るようになり、ごぼうの収穫作業にも、新たな機械を投入。省力化に成功し、栽培面積も以前の4倍に拡大しました。藤原家では、日々、親子で議論しながら、より収益性の高い新しい農業の在り方を目指し、丹後地域を元気にしていこうと頑張っています。
京都米の一大産地となっている丹後地域。「もち米」は、京都府の推奨品種となっている「新羽二重」が栽培されています。収穫は、コシヒカリなどの「うるち米」より少し遅め。生育期間が長く、丈も伸びやすいため、倒れないよう窒素分をコントロールしながら施肥を行う等、熟練の技が求められます。刈り取り作業に追われる松本浩樹さん。父の跡を継いで、農業の世界に飛び込みました。 地域では一番早くに、大型乾燥機を導入し、15町もの田を作付けしている松本家。毎年の様に設備投資を行い、作業の効率化を図っています。合理化を目指すきっかけとなったのが、息子・浩樹さんが家業を継いだこと。これからの時代の農業を見据え、父・和儔さんは、機械化・大規模化を進め、息子さんと共に、高品質な米づくりを目指しています。
今回は、京都市中京区四条千本西入ルに店舗を構える「キムチのミズノ」から番組をお届けします。代々受け継がれる水野家の家庭の味を、たくさんの人に知ってもらい、母親自身も「生きがい」を持ってもらいたい~そんな想いで、20年程前、次男の植光さんが始めたキムチのインターネット販売。
今では全国にファンが広がり、母・英子さんの手料理を食べたいというお客さんの声に応えて、昨年、韓国料理の食堂もオープン。毎日親子仲良く、時には喧嘩もしながら、食材の味をそのまま活かした滋味あふれる料理をふるまっています。
親子一緒だからこそ、一歩踏み出せた新しい道。農業の世界でも、同じように親子や家族が力を合わせることで、新たな夢、可能性を切り拓いている人達がたくさんいます。今回は、そんな「親子の絆」が生み出す未来、新たな可能性にスポットを当てていきます。
親子だからこそ、受け継いでいけるものや、後継者の存在が拓く新たな可能性について語り合う出演陣。
京丹後市久美浜町竹藤地区で、紫ずきんを栽培している仲村さん。専業農家になったのは今から13年程前。当初はあまり農業をやる気がなかったそうですが、JAの枝豆部会で、大きくきれいな豆を作る仲間の様子を見ているうちに、自分自身もあんな豆が作りたいと思うようになり、いつの間にか「枝豆名人」に!過疎化高齢化に悩む竹藤の集落を守りたいと、一昨年、仲村さんは4人の仲間とともに、農事組合法人アグリ竹藤を立ち上げました。組合長に就任した森本さんは、法人化することで、耕作放棄地をなくすとともに、経理や米づくり、豆づくりなどを分業化。仲村さんのような専業農家には、より安全でおいしい農産物を作る方に注力してもらい、生産量も拡大!集落を豊かにし、移住促進などにも取り組みたいと夢を語ってくれました。京丹後でのブランド枝豆の生産量をより拡大していくため、アグリ竹藤をはじめ、地元の3つの農事法人が協力し、新たに株式会社「みらい久美浜」を設立。協力して、豆の色彩選別機を導入することで、出荷作業を大幅に省力化。生産量の拡大とより高品質なブランド枝豆の出荷を可能にしました。
明治時代から梨の栽培で知られてきた京丹後市久美浜町。穏やかな久美浜湾に面した丘陵地で、二十世紀や幸水、豊水など様々な梨が栽培されています。梨農家としては3代目の能勢さん久美浜が誇る自慢の味わいを、様々な形で発信したいと、市場出荷の他に、観光農園なども行っています。消費者と直接ふれあう中で出会う「おいしい!」のひとことが、より安全でおいしい梨づくりを続ける原動力になっています。久美浜町内に設けられたJA京都の梨選果場では、この時期、毎日2万玉を選別・出荷。二十世紀梨のうち糖度11.5度、Lサイズ以上のものは「京のブランド産品」として、高値で取引されています。今年からは、台湾の百貨店でも販売されていて「世界の京たんご梨」として注目が高まっています。
今回は、京都市中京区西洞院通六角下ルにあるピザレストラン「エンボカ京都」から番組をお届けします。
「エンボカ」は、スペイン語で「口から口へ」と言った意味で、その名の通り、この店では、料理人、スタッフ、そして農産物の生産や販売を行う人達が、しっかりとコミュニケーションを取り、同じ方向性で店づくり、料理づくりを行っています。
一番大事にしていることが、「素材の持ち味を最大限に活かす」こと。生産者の想いをそのまま窯焼き料理でお客さんに伝える!そんな「エンボカ京都」に、今回、番組が持ち込んだ素材は、京丹後市が誇るブランド「京たんご梨」と「紫ずきん」。生産現場でも、農家同士が集まる会で日々、情報交換をし、技術を研鑽。消費者との交流を深め、あるいは農業法人同士が連携する中で、より安全安心でおいしいものが作られています。
今回は、優れた農産物を作る上でいかに「人の輪・仲間の輪」が重要であるかを、現場からリポートします。
仲間がいて協力し合えること、また交流し、情報を交換することが農産物生産でも店づくりでも重要であることを語り合う出演陣。
伏見とうがらしの栽培歴は20年という大ベテランの谷口さん。現在はJA京都八木支店青とう部会で部会長も務めています。部会では様々な研修を行い、生産者の技術向上に努めています。6月から11月まで、収穫期間が長い伏見とうがらし。真夏は特に水管理が重要で、こちらも日々、とうがらしの葉や実の色つやの状態を見ながら、水や土の管理を行い、ブランドに恥じないものづくりに努めています。
KBS京都テレビ
毎月第4日曜日 12:00-12:30
※再放送 翌日月曜日 9:00-9:30
中川泰宏(JA京都中央会会長)
【司会】飛鳥井雅和
京都府内で生産されている安全安心でおいしい農畜産物の魅力を紹介するプログラム。毎回、食材や料理法にこだわりを持っている話題の料理店を取り上げ、店主にインタビュー。産地取材では、農家がどのように、安全にこだわった農畜産物を生産しているか、その苦労や工夫を紹介しています。最後には、とっておきの府内産の食材を使って、料理店でこだわりの逸品を作って頂きます。楽しみながら、食や農業、食文化などについて理解を深めて頂ける番組です。