今回は、北大路魯山人ゆかりの名店として知られる京丹波町の鮎茶屋「角屋」から番組をお届けします。
夏は鮎会席、冬はぼたん鍋と、四季折々に地元の食材をふんだんに使った料理を提供する「角屋」。地産地消へのこだわりは、単に訪れる人々を満足させるためだけでなく、丹波地域そのものを元気にしていくという強い想いに根ざしています。
旧和知町時代から受け継がれてきた栗や黒豆等の農産物、清廉な水が作り上げる米、そして、丹波の大自然が育んだ鮎や猪肉の味わいは、まさにここでしか出会うことのできない「地域の宝」!これらの「宝」をどう活かし、丹波地域を、そして京都を元気にしていくのか。農業、商業の垣根を超えて、熱く語り合います。
京都には地域毎に様々な特産品があります。こうした「地域の宝」を、農商工が連携して魅力ある商品として広く発信していくことが、今後の地域活性化の大きな柱となるのでは!?テーブルを囲み、語り合う出演陣。
続きを読む
今月は、予定を変更して、元日の朝10時からの放送となります。
今では国内はもとより、海外でも注目を集める「京野菜」。そのブランド化事業がスタートしたのは、平成元年。今年はちょうど30年の節目の年に当たります。そもそもなぜこうした事業がスタートしたのか、成功の秘訣は何だったのかを改めて検証すると同時に、京都だからこそできる挑戦について考えていきます。
京都の農畜水産物のブランド化事業30年を振り返り、京都だからこそできる挑戦について、スタジオで熱く語ります。
続きを読む
JA京都 えびいも 小西さん(京丹後市久美浜町)
砂土(すなつち)が多く、もともとイモづくりに向いていると言われる京丹後。久美浜では、長年、サトイモを作ってきた技術もあり、次は「えびいも」というブランド京野菜の一大産地にと、3年前に「えびいも」生産者が部会を結成し、小西さんは部会長を務めています。圃場での研修や勉強会を重ね、出荷の際には、イモを持ち寄って規格や品質を合わせるための「目合わせ」を徹底することで、市場でも久美浜の「えびいも」は、高い評価を得られるようになってきています。
JA京都 こかぶ 岡本さん(伊根町)
漁業の町・伊根ですが本庄(ほんじょう)地区では、ここ数年野菜づくりを行う若手生産者が増えています。遊休農地となっていた場所に新たに設けられたのは、8年前に伊根町に移り住み、新規就農した岡本さんのハウスです。そこで収穫しているのは、10年程前から出回るようになった、新しい品種の「こかぶ」。「あやめ雪」の名前で販売されることが多く、皮も葉っぱも柔らかで、そのままサラダでも食べられるのが特徴です。
今回は、京都市中京区麩屋町錦上ルに、今年9月、オープンしたばかりの話題のお店「餃子ごずこん」から番組をお届けします。
25年程前、京都の料理界を席巻した「創作料理ブーム」。その時代、修業を積んだ料理人達が、今では和食、洋食のジャンルを越えて活躍していますが、「餃子ごずこん」を経営する鵜川シェフもそのひとり。祇園で人気店「ごずこん」を構えて10数年、その中で看板メニューに育った「餃子」をテーマに 国内外の観光客で賑わう錦市場のそばに新店をオープン。従来の餃子感を超えた新しい味わいを提供しています。
薬膳料理の世界では、健康に良い滋養食とされている「胡麻・豆・昆布」。その3つを名前の由来とする店だけに、素材の持つ味わいを最大限に活かし、滋味あふれる料理に仕上げるための創意工夫が随所に光ります。
京都という地の利、人の利があったからこそできる店づくり、そして、農業の現場でも強みとなる「地の利・人の利」についておおいに語り合います。
京都なればこその「地の利」「人の利」を活かし、創造性豊かな料理、農産物を産むことの意義、喜びを語る出演陣
続きを読む
JA京都 温江村づくり委員会加工部(与謝野町)
与謝野鉄幹・晶子ゆかりの地として知られる与謝野町温江地区。大江山連峰を背景に、棚田が広がる美しい集落で、住民が植えた2キロにも渡る桜並木が、シンボルロードとなっています。温江地区では、6年程前から村づくりのための協議を本格的に進め府や町の支援を受けて、一昨年の春、「あつえ彩菜館」をオープン。温江や丹後で採れた農産物をふんだんに使い、お弁当やお菓子を作って販売しているほか、地元で生産された野菜やお米も販売しています。
JA京都 丹波くり生産振興プロジェクト
お菓子の材料としても需要が高まる栗。京都ではなんといっても「丹波くり」が有名ですが、JA京都では、1億円産地化プロジェクトも進行中。高齢化で耕せなくなった田んぼなどを有効利用し、栗園を増設。地域の景観を守ると同時に、ブランド「丹波くり」のふるさととして、新規就農者を増やし、地域を元気にしていく取り組みも進められています。
今回は、オープンから9年目を迎え、地域の交流拠点としても賑わいを増すJA京都のファーマーズマーケット「たわわ朝霧」から番組をお届けします。京都府内最大級の農畜産物直売所として開設された「たわわ朝霧」では、出荷する生産者同士が互いに技術を磨き合い、プロの料理人が買い出しに訪れるほど、高品質な野菜がズラリ!
最近、特に力を入れているのが、JAの女性部のみなさんによる対面販売。農家の女性達が集まる女性部では、地元の農産物を使った料理や御菓子などの加工品づくりを行っており、対面販売では、その魅力をPRしてもらうとともに、消費者との交流も深めてもらっています。
直売所でのこうした「交流の輪」が、地域にどのような変化をもたらすのか、今回は与謝野町で加工品づくりに取り組む女性達にスポットを当てながら、考えていきます。
今回は、与謝野町温江地区に加工所と直売所を開設する「あつえ村づくり委員会」から加工部を代表して林さんと千賀さんのおふたりをゲストにお招きしました。
続きを読む
ごぼ丹 藤原さん(京丹後市)
10年程前から、丹後の新たな特産品として注目を集めるようになってきた「ごぼ丹」。丈の短い短形ごぼうで、丹後の土質に合い、柔らかで香りが良いと、京阪神はもとより、首都圏へも出荷を伸ばしています。収益性の高い新商品づくりに意欲を燃やす藤原典道さんは4年前に会社勤めを辞め、家業の農業の世界に飛び込みました。今では、父・公道さんと一緒に、汗を流す毎日。息子が後を継ぐことが決まって、思い切った投資を出来るようになり、ごぼうの収穫作業にも、新たな機械を投入。省力化に成功し、栽培面積も以前の4倍に拡大しました。藤原家では、日々、親子で議論しながら、より収益性の高い新しい農業の在り方を目指し、丹後地域を元気にしていこうと頑張っています。
もち米 松本さん(京丹後市)
京都米の一大産地となっている丹後地域。「もち米」は、京都府の推奨品種となっている「新羽二重」が栽培されています。収穫は、コシヒカリなどの「うるち米」より少し遅め。生育期間が長く、丈も伸びやすいため、倒れないよう窒素分をコントロールしながら施肥を行う等、熟練の技が求められます。刈り取り作業に追われる松本浩樹さん。父の跡を継いで、農業の世界に飛び込みました。 地域では一番早くに、大型乾燥機を導入し、15町もの田を作付けしている松本家。毎年の様に設備投資を行い、作業の効率化を図っています。合理化を目指すきっかけとなったのが、息子・浩樹さんが家業を継いだこと。これからの時代の農業を見据え、父・和儔さんは、機械化・大規模化を進め、息子さんと共に、高品質な米づくりを目指しています。