今回は、京都市下京区にある「洋食の店 辰五郎」を舞台に番組をお届けします。
一見、洋食とは思えない店名ながら、カジュアルな店内で提供されるのは、これぞ王道と呼べる洋食メニュー。厨房に立つ山内シェフは、京都の老舗洋食店で26年技を磨き、独立後も20年近くにわたり、研鑽を重ねる毎日。いまも、料理づくりのモットーは「日々の仕事を丁寧に、決して手を抜かず、一皿毎に愛情という名のスパイスを添える」こと。客席周りを担当する奥さんと二人三脚で、気さくで温かな店づくりで、ファンを増やしています。
料理も野菜づくりも同じ「ものづくり」。真摯に学び、技の向上を目指すその姿勢があってこそ、「本物の味わい」が生まれてくる...。そんな真摯なる情熱の上に醸し出される妙なる味の魅力を紹介します。
ものづくりの現場では、真摯な学びの姿勢と情熱こそが重要と、語り合う出演陣。
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平成から令和へ。新天皇即位関連の行事が続くこの秋、皇位継承の儀式の中で、最も重要とされる「大嘗祭」が11月14日・15日に行なわれました。
中心となる「大嘗宮の儀」では、悠紀地方(東日本)の新米、主基地方(西日本)の新米、それぞれを新天皇みずから神々に供されましたが、5月に行なわれた「斎田点定の儀」により、主基地方は京都府に決定!この時から一歩一歩、準備が進められてきました。
今回は、大嘗祭に京都のお米、そして農産物が使われたことを記念してスペシャル企画をお届けします。主基田が京都に決定した時から、実際にお米や農産物を納めるまでの、大田主や地元のみなさん、関係機関のみなさんの努力の日々を、斎田候補地の記録写真、映像を中心に振り返ります。
大嘗祭が終わり、今回の米づくりの苦労や、京都ならではの智恵と技をどう活かし、地域の総力を結集していったかをスタジオで熱く語る中川会長。
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JA京都やましろ「九条ねぎ」薮内さん(久御山町)
淀苗で有名な久御山町で農業を始めて約30年苗づくりを手掛けてきた薮内さんですが、3年前に膝をいため、かがむ仕事が多い苗づくりを諦め、かわりに「九条ねぎ」の大規模栽培に取り組み始めました。苗づくりで得た経験、知識を活かし、今では田んぼや遊休農地も活用し、約3haもの面積で「九条ねぎ」を生産しています。薮内さんは他の生産者とも腕を競い合いながら、よりよい「九条ねぎ」を出荷していきたいと考えています。
JA京都やましろ「えびいも」上村さん(京田辺市)
京田辺市内で父親の代から「えびいも」を作っているという上村さん。勤めを定年退職してから本格的に「えびいも」栽培に着手。昔、父親が話してくれた栽培のコツを思い出しながら、自身の工夫も加えて、よりよい品物を出荷できるよう頑張っています。高い需要に生産が追いついていない「えびいも」。JA京都やましろでは、新しく生産する人を増やそうと「えびいも塾」を開催。今年も10人ほどが学んでいます。
今回は、京都市伏見区深草に今年の5月にオープンしたばかりの「チャイナ・テーブル エソラ」から番組をお届けします。
各地の中華料理の名店で腕を磨いてきたオーナーシェフの山内さん。ある時思いついた「焼き酢豚」のレシピを極めるため、「焼く技法」が豊富なフレンチ料理の世界に飛び込んで修業を重ね、ついに「金華豚の焼き酢豚」を完成!これを看板メニューとする自分の店をオープンさせました。
「どこにもない自分だけのレシピでお客さんを喜ばせる」という山内さんの夢を「絵空事」と言う人もいたそうですが、それならと「エソラ」を店の名前にして、夢を結実させた一皿を提供しています。
既存のジャンルにとらわれず、学びの場を広げることで新しい味、より深みのある味わいを生み出していくのは、農業の世界でも同じこと。今回は、食と農業の分野を超えて、「学びの技」が産みだす「味の深化」について、語り合います。
農業も料理も「ものづくり」。よりよいものを産みだすため、いかに日々、生産者も料理人も学び、研鑽を重ねているか、語り合う出演陣。
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JA京都「紫ずきん」上田さん(京丹波町)
飼育頭数約8千頭と、京都府内でも最も大規模な養豚会社「日吉ファーム」。ここでは、自家繁殖で赤ちゃんの時から180日以上かけてブランド豚を育てています。豚舎毎に担当者を決めているので、少しでも調子の悪い豚がいると、顔色を見ただけでわかるのだそう。離乳時から出荷まで、生育状況に応じて種類の違う餌を与え健康でなおかつ、肉質のいい豚を育てています。豚舎内は常に清潔に保たれ、スタッフも1頭ずつにたっぷり愛情を注いでいます。
JA京都「紫ずきん」上田さん(京丹波町)
9月から10月にかけて、食卓を彩る「紫ずきん」。京都府が、お正月の黒豆を改良して作出し、品種登録したのが今から24年前。すでに、京都を代表するブランド京野菜として定着しています。定年退職後、本格的に農業に取り組み始めたという上田さん。農業を通じて地域に貢献したいと、小学校での食農教育や遊休農地を借りて稲作を行うなど、様々な活動を行っています。
今回は、京都市下京区にある「鉄板バーグRUN Mっつん」松原店から番組をお届けします。
「生涯走り続ける人生を」との思いから店名をつけたというオーナーの松井さん。勤めていた会社をやめ、偶然働きはじめたハンバーグ店で、その奥深さに開眼!自分で店を出すならどこにもない一皿を創りたいと、豚肉100%のハンバーグづくりに着手。何年も試行錯誤を重ねて辿り着いたのが、京都のブランド豚!腕肉部分を使い、産みだした自慢の味は、いまや多くのリピーター、観光客に愛されています。
ひとつのブランドを産みだし、それを支える努力と苦労は、料理の世界も農業の現場も同じ。今回は、今が旬の「紫ずきん」と京都のブランド豚の生産現場を紹介しながら、ブランドを支える人々の夢と、ものづくりへの情熱に焦点を当てます。
農業の現場で、また料理の世界で「京都ブランド」を支える人達の夢と情熱について語り合う出演陣。
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JA京都「美山そば」柿迫さん(南丹市)
その美味しさから、近年、注目を集めている「美山そば」。集落を回って「そばの種」を納入するのは、鶴ヶ岡地区にある地域おこしの会社「タナセン」の柿迫さんです。法人で集落の農作業を全部引き受けると、集落内のコミュニティが失われてしまうので、高齢者の多い地区でも簡単にできる「そば」づくりを支援することで、村を守り、人の輪も守っていこうと頑張っています。「美山そば」のブランド化で需要が増えれば作付けも増え、農地も守れると、地元でも期待の声が上がっています。
JA京都「美山牛乳」今井さん(南丹市)
すでに半世紀以上、美山のブランド品として人気の高い「美山牛乳」。工場に併設された工房では、ミルク感たっぷりのジェラートに美山の特産品をトッピングして味わえるほか、道の駅内にある直売所では、チーズなどの加工品も販売しています。「美山牛乳」に生乳をおろす牧場は、現在3軒。そのうちのひとつが「美山ふるさと株式会社」が13年前に、開設した弓立牧場です。ここで約70頭の牛の世話をする今井さんは、大阪の出身。北海道で酪農の勉強をしている時に、牧場の開設を知り、美山に移り住みました。豊かな自然の中で、のびのびと牛を育て、美山のブランドを支える担い手として活躍しています。