今回は、京都市中京区に今年4月にオープンしたばかりの「創作タイ料理 パッタイ」を舞台に番組をお届けします。
タイ人の妻の夢でもあったレストランをと、開業を決断したオーナーの東谷さん。以前は技術系の会社に勤め、飲食業とはまったく別の世界から参入。当初はとまどいもあったそうですが自身、辛口の料理が苦手なこともあって、日本人にも食べやすい味付けにアレンジして料理を提供するように。
タイ料理は初めてという人から、本場の味を求めてくる人まで来店客ひとり一人の為にアレンジされる料理が、評判となり開店半年余りで、多くのリピーターを抱える人気店に!
「相手の為を想って作ることが、どこにもない、その店だけの新しい価値につながる」。
農業の現場においても、消費者や市場のニーズに応えようと工夫を重ねる中で、新しい価値を持った農産物が生み出されています。今回は、両方に共通する「相手を想い」「新しい価値を産む」をテーマに番組を綴っていきます。
相手を想い、努力を重ねる中で、他にはない新しい価値を手にすることができる。その喜びについて、語り合う出演陣。
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JA京都「京たんご梨」 能勢さん(京丹後市)
波穏やかな京丹後市の久美浜湾。湾にそって広がる山地では、昔から果樹栽培が盛んで、秋は特に「梨」が有名です。中でも9月に出荷のピークを迎えるのが「京たんご梨」。品種は、ゴールド二十世紀で、糖度が高く大玉のものはブランド品として、高値で取引されています。長年の勤めを辞め、7年前に、実家の梨園を継いだ能勢さん。手をかける分だけ、成果が表れる果樹栽培に大きな魅力を感じているといいます。同じ丹後の果樹栽培仲間と技術研鑽にも励み、久美浜の地域振興に貢献したいと日々、頑張っています。
JA京都やましろ「いちじく」 木村さん(城陽市)
城陽では昭和初期に収益性の高い作物として「いちじく」栽培が始まり、昭和40年代に米からの転作で、一気に栽培面積が広がりました。今では120軒程の生産者が、年450トン程を市場に出荷しています。祖父の代から「いちじく」を栽培する木村農園。木村さんは40歳を前に、家業を継ぐことを決意。城陽の生産者達が磨きをかけてきた栽培技術をさらに高めて、「城陽のいちじく」の名を全国に広めていきたいと頑張っています。
今回は、本物の果物の味を伝える名店「果物&フルーツパーラー ヤオイソ」から、番組をお届けします。
明治2年に創業し、果物販売店として150年の歴史を誇る「ヤオイソ」。昭和40年代に本店2階に、当時としては珍しいフルーツ専門のパーラーを開設。以来、旬の果物の味わいを気軽に楽しく味わえる名店として人気を呼んでいます。
現在は、本店から数軒東隣に店を構えていますが、地元はもちろん観光客や遠方からのファンも多く、連日朝から大盛況の賑わいぶりです。そんな「ヤオイソ」に今回、番組が持ち込んだのが「城陽のいちじく」と京丹後市久美浜町の「京たんご梨」。いずれも、京都を代表するブランド果実で、今では地元だけでなく全国に、そして海外にと出荷先が広がっています。
ブランドの名に恥じない「本物の味わい」を産みだすための生産現場の苦労をリポートするとともに、その「本物」を消費者に届けるための「智恵や技」について、語り合います。
「本物の味」を守り受け継ぎ、さらに磨きをかける生産現場と、その魅力をうまく消費者に伝えるための智恵や工夫について語り合う出演陣。
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JA京都 夏ずきん 畑さん(亀岡市)
丹波の黒豆を枝豆用に改良して作られたブランド農産物「紫ずきん」。9月頃からの出荷になるため、ビールのおいしい夏場にとれる極早生の品種を作ろうと、新たに生み出されたのが「夏ずきん」です。 今年は、例年より少し早く8月に入るとすぐ出荷が始まりました。 昔からおいしい豆の産地として知られる亀岡市の馬路地区。会社を定年退職してから、本格的に父親の跡を継いで農業を始めた畑さん。代々作りつづけてきた馬路大納言小豆と共に、力を入れているのが「紫ずきん」や「夏ずきん」の生産です。よりよい豆づくりのために行っている最大の「工夫」が、「土寄せ」作業。苗を定植してから収穫までに何度も株元に土をかぶせていくことで、根の張がよくなり、大粒でおいしい豆が育つのだとか。
JA京都中央 京都茄子 山本さん(向日市)
JA京都中央管内で生産され、関西各地に出荷されている「京都茄子」。乙訓エリアや大原野が主産地となっています。中でも向日市の寺戸は、昔から高品質な茄子が育つことで有名。山本さんもお父さんの後を継ぎ、茄子農家として活躍。すでに20年のキャリアを誇るベテランです。 茄子は、主枝の数を4~6本に絞って、小枝や葉を剪定しながら全体の姿を整える作業が何より重要。主枝の数を何本にするか、剪定をどのようにするのかは、生産者それぞれが「工夫」を凝らすポイントです。栽培歴20年のベテラン、山本さんも、毎年の様に仕立て方を変えて、茄子の出来具合を研究し、よりよいものを生み出すための「工夫」を重ねています。
今回は、京都市下京区七条新千本西に、去年5月にオープンした「ラッキー餃子センター」を舞台に番組をお届けします。
一風変わった店名と共に、この店を特徴づけているのが、すべてのテーブルに据えられた鉄板。お好み焼き屋かと思うその仕様には、「餃子はもちろん、様々な料理をアツアツで食べてもらいたい」との店側の想いが込められています。鉄板を置くという一工夫はもちろん、餃子や焼きそばなど馴染み深いメニューにも、素材の合わせ方や調味料の使い方を一工夫。それによって、「単なる中華料理店」とは違う「新たな価値」を生み出しています。
農業の現場においても、生産者それぞれの「一工夫」によって、農産物に「新たな価値」を生み出すチャレンジが日々、続いています。今回は、そんな「一工夫」が詰まった京都府内産野菜の中から、「京都茄子」と「夏ずきん」を紹介しながら、工夫が生み出す可能性、価値について考えます。
ちょっとした「工夫」が、これまでにない「新たな価値の創造」につながる!その楽しさや可能性について語り合う出演陣。
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JA京都 伏見とうがらし 大江さん(京都市)
4年前に、京北の農家さんから休耕田となっていた土地を借りて、ブランド野菜である「伏見とうがらし」づくりをスタートした大江さん。休耕田だったため、やせてしまった土を毎年、有機肥料で少しずつ改良し、今ではベテラン顔負けの色・つや・味わいの伏見とうがらしを出荷しています。大江さんの決断に初めはとまどったという奥さんも、京北に暮らす人達と出逢って、その温かさに心打たれ、今では、収穫や選別作業などを手伝うように。
JA京都中央 山本さん(京都市)
多くの料理人が熱い視線を送る大原産の野菜。10年前に整備された「里の駅 大原」には、農産物の直売所のほか、加工施設やレストランも併設されています。10年前に脱サラして大原に移り住み、直売所出荷を中心に農産物を生産している山本さん。人生を変えることになった一番の理由は、大原の素晴らしい自然と、そこに住む人々との出逢いだったそう。直売所で消費者や料理人と直接話をする中で、安全安心にこだわった農産物を生産しようと、そばがらや有機肥料でしっかりと土づくり!自然の力だけで「うまみの濃い」野菜を生み出しています。
今回は、京都市中京区竹屋町堺町に2年程前にオープンした「レストラン シェ シノ」を舞台に番組をお届けします。
以前は学生が多い出町柳の店で、安くて家庭的な味わいのフレンチを提供していたという四宮シェフ。京都では近年、最もマンション需要が高く、高級住宅街に変貌しつつある御所南学区に店を構えてからは客層も大きく変わり、本当に自分が使いたい食材を思う存分使って料理を表現できるようになったのだそう。毎週のように、大原にある農産物直売所に出かけて野菜を仕入れるという四宮シェフに、生産者の顔を見ながら買う意義や、それが自身の料理にどう影響しているのか、話を伺います。
一方、料理人達が仕入れに集まる「里の駅 大原」の直売所を訪ね、人気の秘密はどこにあるのか、施設の開設以来、この10年で産地にどのような変化が起きているのか、リポート。まったく別の世界から新たに農業にチャレンジする生産者の「こだわりの農産物づくり」にスポットを当てます。
農山村の豊かな自然との出逢い、生産者と消費者、料理人との出逢い。こうした「出逢い」こそが、新たなチャレンジを産み、人生の歩みを力強いものにする!出逢いが持つ力について語り合う出演陣。
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