番組審議会
5月番組審議委員会
- 開催年月日
- 令和6年5月27日(月)午後4時~5時30分
- 開催場所
- KBS京都放送会館 3階 第3会議室
- 委員の出席
- 森本淳生、平林幸子、松本和加子、松本邦子、山本範子、寺脇研、鈴鹿可奈子、新村恭
テレビ番組 『京都市動物園 120年のキセキ』について合評
例会ではまず、テレビ放送番組の種別の公表制度に基づき、テレビ編成局長が昨年の10月から4月の期間の毎月第3週の「放送番組の種別ごとの総放送時間」「CMの総放送時間」「個々の放送番組の種別」について報告しました。
その後、今月の合評対象番組であるテレビ番組「京都市動物園 120年のキセキ」について各委員が意見を述べました。
合評に先立ち、制作担当者から番組について次のように説明を行いました。「東京・上野動物園に次いで、日本で2番目に開園した京都市動物園の120周年を記念した特別番組です。開園以降、戦争や新型コロナも乗り越えた120年の軌跡をたどりました。竹内栖鳳ら京都画壇がスケッチに訪れるなど文化・芸術を育み、近年では国内で初めて大学の教員が常駐し、研究の場ともなっています。今、動物福祉の向上やSDGsの発信を目指し、さらなる進化を続ける京都市動物園。ゾウの繁殖に取り組むなど新たなキセキは生まれるのか?京都ならではの動物園の魅力を発信しました。動物園のコアなファンにとどまらず、子供のころ以来、動物園に疎遠になっていた方や京都府外の方、これまで京都市動物園に縁のなかった方など幅広い視聴者も見やすいように、まず興味・関心を持ってもらい、また足を運んでみたいと感じてもらえる内容を心がけました。取捨選択に悩みましたが、他の園にない京都市動物園ならではの特徴である、文化・芸術及び研究との関わり、さらに今、最も力を入れている動物福祉の取り組みを厚くしました」と説明がありました。
そして委員の皆様からは次のようなご意見・ご感想を頂きました。「非常に良い番組で30分があっという間でした」「園長のプロ顔負けの話しぶりに感心した」「寄付を募って作った番組なら、ナレーションは声優ではなくアナウンサーを起用したほうが良かったのではないか」「特別番組だけではなく定期的に放送をしてほしい」「月に1回行っていても新しい発見があり、近々行きたい気持ちになった」「園長の人柄は表現できているが自撮り映像は必要だったのか」「KBSにしか制作できない番組であった」「寄付を募ってできた動物園の歴史も語ってほしい」「京都大学と連携しているなど取り組みがわかりやすかった」などのご意見をいただきました。
(番組審議会事務局)
令和6年度 株式会社京都放送 番組審議会委員 (5月例会出席者)
森本 淳生 | 京都大学人文科学研究所 教授 |
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平林 幸子 | 京都中央信用金庫 相談役 |
松本 和加子 | 京都市文化観光資源保護財団 専務理事 |
松本 邦子 | 京都新聞社 編集局文化部長 |
山本 範子 | 京都府立府民ホール及び文化芸術会館 館長 |
寺脇 研 | 京都芸術大学 理事 |
鈴鹿 可奈子 | 聖護院八ッ橋総本店 専務取締役 |
新村 恭 | 一般財団法人 新村出記念財団 嘱託 |