※今回は2024年1月1日(月) 朝10:00からのオンエアです。【再放送は翌日1月2日(火) 朝8:00から】
2024年 元旦放送の今回の番組は、JA京都中央会の中川泰宏会長のご自宅からお届け。毎年恒例、正装で収録にのぞむ中川会長と番組ナビゲーターの飛鳥井が、政情不安や異常気象等によって大きな影響をうけた2023年の農業を振り返ります。
さらに2024年の目標として中川会長が掲げたのが、農家のためのJAの実践と新型コロナウイルス感染拡大の影響で止まっていた「京野菜世界ブランド化プロジェクト」。京野菜の可能性とブランド力向上への意気込みを、会長自ら力強く語ります。
2024年の抱負を語る中川会長と飛鳥井
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今回の番組は、京都市北部にあるJA京都中央会・中川泰宏会長のご自宅から、特別対談企画をお届けします。ゲストは、4期16年にわたり京都市政の舵取りを務めてきた 門川大作 京都市長。これまでの市政を振り返りながら、京都市と農業についてお話を伺います。
前半のテーマは、「門川市政を振り返る 京都の魅力と農業のチカラ」。「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことや、文化庁の京都移転を受け、生活文化を文化遺産として残していくための取り組みが進んでいます。「京の食文化」に関連するあらゆる職業の人々を讃え、大切にしていくことが、文化の継承に繋がると語ります。
また、見学エリアなどが新たにオープンし、改修が進む京都市中央市場について。流通の差別化が京都の農業を支える上で重要であること、そして、改修・再整備による今後の展望についてお伺いしました。
後半のテーマは、「門川市長と考える これからの京都市と農業」。後継者問題に対する新規就農者への支援政策や、新たな農業のカタチを創造するアグリビジネス、また、あらゆる文化を継承していくために守るべきコミュニティの大切さについて、これからの農業のあり方を考えます。
2024年2月の任期満了に伴い、これまでの16年を振り返りながら、今後の京都について、門川市長と中川会長が熱く語り合います。
これまでの京都市政を振り返りながら 京都市の魅力と食文化・農業のチカラについて語る中川会長と門川市長
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「宇治茶」仲さん (南山城村)|
京都府南山城村。急峻な山間部にある茶園は、栽培に適した気候と土壌条件を兼ね揃えており、宇治茶は南山城村を代表する特産品です。薫り高い良質な高級茶の産地として知られています。今回は宇治茶を栽培されている若手茶農家の仲純輝さんを訪ねました。仲さんの栽培面積は10ヘクタール。そのほとんどが抹茶の原料として知られている碾茶。それぞれの農地で栽培方法を変えていると話す仲さん。宇治茶のブランドを守るため、日々努力を続ける仲さんに宇治茶の魅力をお聞きしました。。
JA京都「たわわ朝霧」(亀岡市)
亀岡市にある農畜産物直売所ファーマーズ・マーケットたわわ朝霧は2023年6月で14周年を迎えました。2022年度は年間で 35 万人が訪れた京都府内最大級の農畜産物直売所です。開店時には料理人やシェフの方が数多く訪れるというたわわ朝霧。今回のあぐり京都のお店「六条新町 招福亭」の女将もその一人。女将の仕入れに稲富リポーターも同行させて頂き、プロの目利きを女将さんに学びます。
京都市街を南北に通る新町通り。情緒ある通りで、歴史は古く平安時代から京都の中心街路として栄えてきました。そんな新町通り沿いにあり、地域の人々に愛され続けるお店が「六条 招福亭」です。
昭和13年の開業から、ご家族で切り盛りされていて、今は主に3代目の清水裕介さんが厨房に立ち、美味しいお蕎麦を届けています。宇治抹茶を使用した自家製の茶そばは、鮮やかな色が特徴で、口に運ぶと、ほのかに抹茶の香りと甘みが広がります。
そんな茶そばを使用した「福そば」は、招福亭の看板メニュー。卵とじに、えび、ほうれん草、しいたけ、かまぼこが入っていて具だくさん!まろやかで、ふんわり優しい味です。
今回は、「六条 招福亭」で 「天ざる」と「柚子うどん」を味わいました。
新町通りにある「六条 招福亭」
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JA京都「京都府産 丹波大納言小豆」小西さん (福知山市)
福知山市の東側に位置する興地区。自然豊かなこの地区で栽培されているのが、京のブランド産品のひとつ「京都府産 丹波大納言小豆」(通称京都大納言小豆)です。京都大納言小豆を栽培しているのは農事組合法人「あぐ里興」さん。小豆栽培で大切なのは土づくりと手をかけてやることだと組合長の小西さん話します。丁寧に行う栽培方法で過去5年間、安定して100kg/反を超える収量を記録している「あぐ里興」。他の地域ではあまりない高い収量で、小西さんたちの努力はしっかりと形に現れています。
JA京都「丹波くり」浅田さん (南丹市八木町)
野菜の一大産地として知られる南丹市八木町ですが、今回紹介するのは京のブランド産品で秋を代表する味覚のひとつ「丹波くり」です。JA京都丹波くり部会八木支部で副支部長を務める浅田慎二さんは16アールの土地に50本の栗を栽培されています。品質の高い「丹波くり」を育てるには圃場をキレイにすることだとか。浅田さんにその秘訣をお聞きしました。
京都市上京区に位置する河原町今出川。この辺りは「出町」と呼ばれ、若狭から鯖を運んだ「鯖街道」の終着点でもあり、古くから交通の要衝としてにぎわいを見せました。
そんな「出町」にあるのが「茶房 いせはん」です。「甘味で身も心もほっこりしてもらう」という想いのもと店主の伊藤良崇さんが、厳選した素材で作り上げる甘味を味わうことができます。
特に小豆は京都府産 丹波大納言小豆のみを使用し、2日かけて仕込むというこだわり。店主こだわりの小豆をたっぷり使った「特製あんみつ」は一年を通して人気のメニュー。お持ち帰りメニューもあり、地元の方々をはじめ、学生や観光客にも親しまれるお店です。
今回は、京都出町の甘味処「茶房 いせはん」で「丹波くり」と「京都府産 丹波大納言小豆」を味わいました。
上京区河原町今出川にある甘味処「茶房 いせはん」
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JA京都中央「京都茄子」能勢さん (長岡京市)
京都府長岡京市は昔から京都茄子の栽培が盛んな地域です。京都茄子は皮がやわらかく、濃い紫色とツヤがありどんな料理にも合うのが特長です。生産者の能勢さんは20年前から茄子の栽培を続ける名人です。当初は小茄子を栽培していた能勢さんでしたが、作業効率と品質の良さに魅せられ京都茄子を始めました。茄子の栽培には水の管理が重要で、近年は天候に悩まされているそうです。そんな能瀬さんに京都茄子の栽培の秘訣をお聞きしました。
JA京都「トマト」長澤さん (亀岡市)
亀岡市西別院町にある長澤農園は昭和50年代からいち早くトマトの水耕栽培に取り組み、独自の技術システムを確立しました。水耕栽培は土づくりが無く害虫も少ない。連作障害も無いため、安定した周年集荷をすることが可能です。反面、初期費用がかかり、電気代等のランニングコストとが高いというデメリットもあります。長澤農園では知識と工夫で様々な問題を解決してきました。水耕栽培の魅力を代表の長澤環さんにお伺いします。