京都を東西に走る松原通は、古くは平安京の「五条大路」と呼ばれた大通りで、歴史深い道です。
そんな松原通から室町通を少し北へ上がると、地元の人々に愛される「グリルステーキ 葵(あおい)」があります。
洋食に関わって50年以上という大野恍一郎さんと2代目の晃靖さんが、お米にあう「日本の洋食」をコンセプトに、愛情たっぷりの洋食を作っています。
和牛のA5ランクの肉のみを厳選しながらもリーズナブルな価格で、ミシュランの「ビブグルマン」(5000円以下で味わえるコストパフォーマンスの高い料理店)にも選ばれた、人気の"街の洋食店"です。
今回は、肉のおいしさが伝わるシンプルな調理法にこだわった「グリルステーキ 葵」で、「京の肉」と旬の「京みず菜」を味わいました。
松原通から室町通に上がってすぐ「グリルステーキ葵(あおい)」
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丹後やさい館 きちゃりーな (峰山町)
京丹後市峰山町にあるJA全農京都直営の農産物直売所「丹後やさい館きちゃりーな」は地元農家さんが丹精込めて作った野菜や果物を中心に、丹後コシヒカリ、お惣菜やお花などを豊富に扱っています。ここに来れば、京丹後市の特産品はもちろん、丹後半島の美味しいものがずらりと揃っている、まさに「地産地消の拠点」です。今回のあぐり京都のお店「なみじ」店主も常連の一人。店主岸本さんの仕入れに稲富リポーターも同行させて頂きました。
JA京都「たまご」三野さん (伊根町)
海に浮かぶような「舟屋」で知られ、海の町、というイメージが強い伊根町。その舟屋がある海岸から車で10分ほどのところに、こだわり「たまご」の「三野養鶏」はあります。三野養鶏は家族経営で、およそ2,000羽の鶏を飼育されています。「鶏の食べるものが玉子の味を決める」と話す三野さんは、ほとんどの養鶏場が既成の飼料を与えるなか、オリジナルの配合にこだわっています。そんな三野さんに美味しいたまご作りの秘訣をお伺いしました。
京都府の北部、天橋立を望む宮津湾。その近くで、2006年から寿司店「なみじ」を営む岸本佳久さん・果奈さんご夫妻は、地元でしか出回らない旬の地魚と、丹後地域の食材にこだわったメニューで、来店したお客をもてなしています。
丹後地方を「なんでも揃う ありがたいところ」という佳久さん。最初は「地元のもので、どれだけ料理が作れるか」という興味から始まった食材へのこだわりは、今では宮津の漁港で揚がった魚はもちろん、米や野菜といった農産物、酒や調味料に至るまで丹後地方のものを使うという徹底ぶり。
地元の漁港から仕入れているため、海鮮丼(昼限定)や地魚にぎりの内容が毎日異なり、どんな魚と出会えるのか、ワクワク感も楽しめます。宮津でとれる小ぶりのサワラで何か料理ができないか、という相談から生まれたサワラの押し寿司「やなぎ寿司」は、地産地消をかかげるお店の名物。地元の旬の野菜やお餅などで果奈さんが作る、天ぷら盛り合わせも人気です。
今回は、丹後地方だからこそ味わえる食に出会える名店「なみじ」で、こだわりの「たまご」と、京丹後市峰山町にある農畜産物直売所「丹後やさい館 きちゃりーな」で選んだ旬の野菜を味わいました。
宮津の地名・波路(はじ)から名付けたという寿司店「なみじ」
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「花菜」北川さん (八幡市)
京都と大阪の中間に位置する八幡市は都市近郊でありながら、石清水八幡宮が鎮座する緑豊かな「男山」や全国的にも珍しい「三川合流域(木津川・宇治川・桂川)」など、自然多い地域です。今回は八幡市で春を告げる京野菜とも言われる花菜を紹介します。花菜は緑黄色野菜の中でも栄養価が高く、特にβーカロチン、ビタミンCが豊富で免疫・抵抗力を高め、貧血予防にも効果があるといわれています。若手生産者の北川さんに花菜栽培の秘訣をお聞きしました。
JA京都 「ブロッコリー」渡邊さん (亀岡市)
亀岡市は大都市近郊の利便性に優れた場所に位置し、府内有数の広大な農地を有することから、昔から農業が盛んな地域です。今回の食材は「指定野菜」に加わることになったと話題のブロッコリー。亀岡の冬の寒冷な気候がおいしいブロッコリーを育てるのだとか。生産者の渡邊さんは元セリ人で野菜の目利きは本物です。目利きのプロが育てるブロッコリーとは。渡邊さんにお話を聞きしました。
京都の食を支える、京都市中央市場。丸福水産は、確かな目利きで一流のお店からの信頼も厚い、水産物の仲卸店です。
そこで働く市村征洋さんには、もうひとつの顔が。丸福水産が直営する惣菜店「Marufuku KYOTO」の料理長です。『京の食文化を若者にも広めていきたい』そんな思いをコンセプトに、2021年10月にオープン。元は祇園で腕を振るっていた和食の料理人である市村さんが、市場直送の食材で作る40種類以上のおばんざいや日替わり弁当は、毎日食べても飽きないと評判です。
特に人気なのが、京都のおばんざいの定番「いわしの炊いたん」。3日間かけて炊き上げたいわしは、骨までほろほろで、口に入れた瞬間、ジュワッと旨味が広がります。
今回はそんな「Marufuku KYOTO」で、旬の「ブロッコリー」と「花菜」を味わいました。
京都市中央市場「丸福水産」で働く市村征洋さんは和食の料理人
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※今回は2024年1月1日(月) 朝10:00からのオンエアです。【再放送は翌日1月2日(火) 朝8:00から】
2024年 元旦放送の今回の番組は、JA京都中央会の中川泰宏会長のご自宅からお届け。毎年恒例、正装で収録にのぞむ中川会長と番組ナビゲーターの飛鳥井が、政情不安や異常気象等によって大きな影響をうけた2023年の農業を振り返ります。
さらに2024年の目標として中川会長が掲げたのが、農家のためのJAの実践と新型コロナウイルス感染拡大の影響で止まっていた「京野菜世界ブランド化プロジェクト」。京野菜の可能性とブランド力向上への意気込みを、会長自ら力強く語ります。
2024年の抱負を語る中川会長と飛鳥井
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今回の番組は、京都市北部にあるJA京都中央会・中川泰宏会長のご自宅から、特別対談企画をお届けします。ゲストは、4期16年にわたり京都市政の舵取りを務めてきた 門川大作 京都市長。これまでの市政を振り返りながら、京都市と農業についてお話を伺います。
前半のテーマは、「門川市政を振り返る 京都の魅力と農業のチカラ」。「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことや、文化庁の京都移転を受け、生活文化を文化遺産として残していくための取り組みが進んでいます。「京の食文化」に関連するあらゆる職業の人々を讃え、大切にしていくことが、文化の継承に繋がると語ります。
また、見学エリアなどが新たにオープンし、改修が進む京都市中央市場について。流通の差別化が京都の農業を支える上で重要であること、そして、改修・再整備による今後の展望についてお伺いしました。
後半のテーマは、「門川市長と考える これからの京都市と農業」。後継者問題に対する新規就農者への支援政策や、新たな農業のカタチを創造するアグリビジネス、また、あらゆる文化を継承していくために守るべきコミュニティの大切さについて、これからの農業のあり方を考えます。
2024年2月の任期満了に伴い、これまでの16年を振り返りながら、今後の京都について、門川市長と中川会長が熱く語り合います。
これまでの京都市政を振り返りながら 京都市の魅力と食文化・農業のチカラについて語る中川会長と門川市長
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「宇治茶」仲さん (南山城村)|
京都府南山城村。急峻な山間部にある茶園は、栽培に適した気候と土壌条件を兼ね揃えており、宇治茶は南山城村を代表する特産品です。薫り高い良質な高級茶の産地として知られています。今回は宇治茶を栽培されている若手茶農家の仲純輝さんを訪ねました。仲さんの栽培面積は10ヘクタール。そのほとんどが抹茶の原料として知られている碾茶。それぞれの農地で栽培方法を変えていると話す仲さん。宇治茶のブランドを守るため、日々努力を続ける仲さんに宇治茶の魅力をお聞きしました。。