伏見区にある龍谷大学 深草キャンパスの周辺は、学生マンションと共に多くの飲食店が立ち並ぶ、学生街としてにぎわうエリア。そんな中でも、学生たちに『定番の龍大めし』として親しまれているお店が、大学のすぐ南側、住宅街の中に佇む、天ぷら料理店「天えい」です。
3代目の店主・市原英樹さんは、「若者には手の届きにくいメニューを、手ごろな値段で食べてもらおう」という思いで、揚げたてでボリュームたっぷりのメニューを、税込み1,000円というリーズナブルな価格で提供し続けています。名物は、醤油ベースの甘辛く濃いタレで仕上げる「天丼」や、ボリュームたっぷりの「天ぷら定食」、元祖をうたう名物の「まぐろカツ丼」など。
現在は、昼の営業のみとなっていますが、今でも現役の学生はもちろん、多くの卒業生がその味を求めて訪れる、龍大生の胃袋をがっちりと掴んでいるお店なんです。そんな「天えい」で、今回は旬の野菜「新玉ねぎ」と「スナップエンドウ」をいただきます。
龍谷大学・深草キャンパスの南側にある 天ぷら料理店「天えい」
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JA京都「京みず菜」岡本さん (京北)
京都市の中心部から車でおよそ1時間。桂川上流に位置する豊かな自然に恵まれた京北宇津地区は、古くから農産物の産地として知られています。そんな京北で京みず菜を栽培している岡本由美子さんのビニールハウスをを訪ねました。ご主人が始めた京みず菜栽培でしたが、いつのまにか岡本さんの担当に(笑)。近くには桂川が流れ、その綺麗な水と温暖な気候が美味しい京みず菜を育てるのだとか。岡本さんに京みず菜栽培の魅力をお聞きしました。
JA京都「京の肉」八木さん (亀岡市)
京野菜の一大産地・亀岡市は、畜産が盛んな地域としても知られています。今回は、共進会で、最高の農林水産大臣賞を受賞したこともある「八木畜産」を訪ねました。4代目の八木駿輔さんは生まれた時から牛がいるのが普通のこと。牛舎では小学5年生の頃から手伝いをしていたそうで牛は、家族みたいな存在なんだとか。そんな駿輔さんに、おいしい「京の肉」育て方の秘訣をお伺いしました。
京都を東西に走る松原通は、古くは平安京の「五条大路」と呼ばれた大通りで、歴史深い道です。
そんな松原通から室町通を少し北へ上がると、地元の人々に愛される「グリルステーキ 葵(あおい)」があります。
洋食に関わって50年以上という大野恍一郎さんと2代目の晃靖さんが、お米にあう「日本の洋食」をコンセプトに、愛情たっぷりの洋食を作っています。
和牛のA5ランクの肉のみを厳選しながらもリーズナブルな価格で、ミシュランの「ビブグルマン」(5000円以下で味わえるコストパフォーマンスの高い料理店)にも選ばれた、人気の"街の洋食店"です。
今回は、肉のおいしさが伝わるシンプルな調理法にこだわった「グリルステーキ 葵」で、「京の肉」と旬の「京みず菜」を味わいました。
松原通から室町通に上がってすぐ「グリルステーキ葵(あおい)」
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丹後やさい館 きちゃりーな (峰山町)
京丹後市峰山町にあるJA全農京都直営の農産物直売所「丹後やさい館きちゃりーな」は地元農家さんが丹精込めて作った野菜や果物を中心に、丹後コシヒカリ、お惣菜やお花などを豊富に扱っています。ここに来れば、京丹後市の特産品はもちろん、丹後半島の美味しいものがずらりと揃っている、まさに「地産地消の拠点」です。今回のあぐり京都のお店「なみじ」店主も常連の一人。店主岸本さんの仕入れに稲富リポーターも同行させて頂きました。
JA京都「たまご」三野さん (伊根町)
海に浮かぶような「舟屋」で知られ、海の町、というイメージが強い伊根町。その舟屋がある海岸から車で10分ほどのところに、こだわり「たまご」の「三野養鶏」はあります。三野養鶏は家族経営で、およそ2,000羽の鶏を飼育されています。「鶏の食べるものが玉子の味を決める」と話す三野さんは、ほとんどの養鶏場が既成の飼料を与えるなか、オリジナルの配合にこだわっています。そんな三野さんに美味しいたまご作りの秘訣をお伺いしました。
京都府の北部、天橋立を望む宮津湾。その近くで、2006年から寿司店「なみじ」を営む岸本佳久さん・果奈さんご夫妻は、地元でしか出回らない旬の地魚と、丹後地域の食材にこだわったメニューで、来店したお客をもてなしています。
丹後地方を「なんでも揃う ありがたいところ」という佳久さん。最初は「地元のもので、どれだけ料理が作れるか」という興味から始まった食材へのこだわりは、今では宮津の漁港で揚がった魚はもちろん、米や野菜といった農産物、酒や調味料に至るまで丹後地方のものを使うという徹底ぶり。
地元の漁港から仕入れているため、海鮮丼(昼限定)や地魚にぎりの内容が毎日異なり、どんな魚と出会えるのか、ワクワク感も楽しめます。宮津でとれる小ぶりのサワラで何か料理ができないか、という相談から生まれたサワラの押し寿司「やなぎ寿司」は、地産地消をかかげるお店の名物。地元の旬の野菜やお餅などで果奈さんが作る、天ぷら盛り合わせも人気です。
今回は、丹後地方だからこそ味わえる食に出会える名店「なみじ」で、こだわりの「たまご」と、京丹後市峰山町にある農畜産物直売所「丹後やさい館 きちゃりーな」で選んだ旬の野菜を味わいました。
宮津の地名・波路(はじ)から名付けたという寿司店「なみじ」
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「花菜」北川さん (八幡市)
京都と大阪の中間に位置する八幡市は都市近郊でありながら、石清水八幡宮が鎮座する緑豊かな「男山」や全国的にも珍しい「三川合流域(木津川・宇治川・桂川)」など、自然多い地域です。今回は八幡市で春を告げる京野菜とも言われる花菜を紹介します。花菜は緑黄色野菜の中でも栄養価が高く、特にβーカロチン、ビタミンCが豊富で免疫・抵抗力を高め、貧血予防にも効果があるといわれています。若手生産者の北川さんに花菜栽培の秘訣をお聞きしました。
JA京都 「ブロッコリー」渡邊さん (亀岡市)
亀岡市は大都市近郊の利便性に優れた場所に位置し、府内有数の広大な農地を有することから、昔から農業が盛んな地域です。今回の食材は「指定野菜」に加わることになったと話題のブロッコリー。亀岡の冬の寒冷な気候がおいしいブロッコリーを育てるのだとか。生産者の渡邊さんは元セリ人で野菜の目利きは本物です。目利きのプロが育てるブロッコリーとは。渡邊さんにお話を聞きしました。
京都の食を支える、京都市中央市場。丸福水産は、確かな目利きで一流のお店からの信頼も厚い、水産物の仲卸店です。
そこで働く市村征洋さんには、もうひとつの顔が。丸福水産が直営する惣菜店「Marufuku KYOTO」の料理長です。『京の食文化を若者にも広めていきたい』そんな思いをコンセプトに、2021年10月にオープン。元は祇園で腕を振るっていた和食の料理人である市村さんが、市場直送の食材で作る40種類以上のおばんざいや日替わり弁当は、毎日食べても飽きないと評判です。
特に人気なのが、京都のおばんざいの定番「いわしの炊いたん」。3日間かけて炊き上げたいわしは、骨までほろほろで、口に入れた瞬間、ジュワッと旨味が広がります。
今回はそんな「Marufuku KYOTO」で、旬の「ブロッコリー」と「花菜」を味わいました。
京都市中央市場「丸福水産」で働く市村征洋さんは和食の料理人
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