西国三十三所・第一番札所は、熊野三山の一つ那智山にある青岸渡寺。古くから熊野信仰の霊場として人々に親しまれているが、もともとは天竺(インド)の僧侶・裸形上人が那智の滝で修行を積み、その瀧壷で観音菩薩を感得し、安置したことに始まる。重要文化財にも指定されている本堂には、秘仏・如意輪観世音菩薩が祀られ、お参りする人々を慈悲の面持ちで迎えてくれます。
2017年4月3日 放送
西国三十三所・第一番札所は、熊野三山の一つ那智山にある青岸渡寺。古くから熊野信仰の霊場として人々に親しまれているが、もともとは天竺(インド)の僧侶・裸形上人が那智の滝で修行を積み、その瀧壷で観音菩薩を感得し、安置したことに始まる。重要文化財にも指定されている本堂には、秘仏・如意輪観世音菩薩が祀られ、お参りする人々を慈悲の面持ちで迎えてくれます。
草創1300年の歴史を誇る、西国三十三所観音巡礼。信仰を求めて、観音霊場を巡るこの旅は、江戸時代に庶民の間でも広がりをみせます。観音菩薩像の美しさは、国内だけでなく海外からも注目を集めており、現在でも御朱印帳を片手にご利益を求めて巡礼する人は多く、近年の仏像ブームも相まって、外国人も訪れる世界的な巡礼路になっています。
番組では、その三十三ヵ寺の一つ一つを、4Kで撮影した美しい映像で紹介。ご本尊の観音様はもちろん、ご住職の法話もまじえながら「慈悲の心」を伝えます。また、その寺にまつわる歴史や云われ、エピソード、見どころのほか、休憩処で食べるその土地ならではの銘菓もあわせて紹介していく紀行番組です。