西国三十三所・第七番札所は、岡寺。奈良県明日香村の東に位置するお寺で、元々は法相宗の祖、義淵(ぎえん)僧正によって「龍蓋寺(りゅうがいじ)」として創建されました。しかしその土地の名前から「岡にある寺」、すなわち「岡寺」として古くから親しまれています。また日本最初のやくよけ霊場としても知られており、ご本尊の如意輪観音座像は塑像(そぞう・土でできた仏像)としては日本最大で、「やくよけ観音様」として信仰を集めています。
2017年5月22日 放送
西国三十三所・第七番札所は、岡寺。奈良県明日香村の東に位置するお寺で、元々は法相宗の祖、義淵(ぎえん)僧正によって「龍蓋寺(りゅうがいじ)」として創建されました。しかしその土地の名前から「岡にある寺」、すなわち「岡寺」として古くから親しまれています。また日本最初のやくよけ霊場としても知られており、ご本尊の如意輪観音座像は塑像(そぞう・土でできた仏像)としては日本最大で、「やくよけ観音様」として信仰を集めています。
草創1300年の歴史を誇る、西国三十三所観音巡礼。信仰を求めて、観音霊場を巡るこの旅は、江戸時代に庶民の間でも広がりをみせます。観音菩薩像の美しさは、国内だけでなく海外からも注目を集めており、現在でも御朱印帳を片手にご利益を求めて巡礼する人は多く、近年の仏像ブームも相まって、外国人も訪れる世界的な巡礼路になっています。
番組では、その三十三ヵ寺の一つ一つを、4Kで撮影した美しい映像で紹介。ご本尊の観音様はもちろん、ご住職の法話もまじえながら「慈悲の心」を伝えます。また、その寺にまつわる歴史や云われ、エピソード、見どころのほか、休憩処で食べるその土地ならではの銘菓もあわせて紹介していく紀行番組です。