西国三十三所、第二十三番札所・勝尾寺(かつおうじ)。平安時代から勝運信仰の寺として名高く、今も境内はその御利益があらわされた"勝ちダルマ"で溢れています。本尊は十一面千手観世音菩薩で、観音縁日として厨子が開かれる毎月十八日に参拝することができ、多くの寺で観音縁日が十八日に定められたのは、ここが発祥とされます。また本堂東側の山腹には、浄土宗の開祖である法然上人が最後の修行の地として過ごした二階堂などがあります。
2017年10月2日 放送
西国三十三所、第二十三番札所・勝尾寺(かつおうじ)。平安時代から勝運信仰の寺として名高く、今も境内はその御利益があらわされた"勝ちダルマ"で溢れています。本尊は十一面千手観世音菩薩で、観音縁日として厨子が開かれる毎月十八日に参拝することができ、多くの寺で観音縁日が十八日に定められたのは、ここが発祥とされます。また本堂東側の山腹には、浄土宗の開祖である法然上人が最後の修行の地として過ごした二階堂などがあります。
草創1300年の歴史を誇る、西国三十三所観音巡礼。信仰を求めて、観音霊場を巡るこの旅は、江戸時代に庶民の間でも広がりをみせます。観音菩薩像の美しさは、国内だけでなく海外からも注目を集めており、現在でも御朱印帳を片手にご利益を求めて巡礼する人は多く、近年の仏像ブームも相まって、外国人も訪れる世界的な巡礼路になっています。
番組では、その三十三ヵ寺の一つ一つを、4Kで撮影した美しい映像で紹介。ご本尊の観音様はもちろん、ご住職の法話もまじえながら「慈悲の心」を伝えます。また、その寺にまつわる歴史や云われ、エピソード、見どころのほか、休憩処で食べるその土地ならではの銘菓もあわせて紹介していく紀行番組です。