西国三十三所、第十八番札所・紫雲山頂法寺。町のお堂として庶民の信仰もあつく、本堂の形から六角堂と呼び親しまれてきました。代々、華道家元池坊が住職を務め、生け花発祥の地としても有名です。また聖徳太子や親鸞上人との由緒も深く、<太子堂>や<親鸞堂>には二人のお姿を象った当時の像が祀られています。本尊の如意輪観世音菩薩は聖徳太子の念持仏とされますが秘仏であるため、普段はお前立ちをお参りすることができます。
2017年8月21日 放送
西国三十三所、第十八番札所・紫雲山頂法寺。町のお堂として庶民の信仰もあつく、本堂の形から六角堂と呼び親しまれてきました。代々、華道家元池坊が住職を務め、生け花発祥の地としても有名です。また聖徳太子や親鸞上人との由緒も深く、<太子堂>や<親鸞堂>には二人のお姿を象った当時の像が祀られています。本尊の如意輪観世音菩薩は聖徳太子の念持仏とされますが秘仏であるため、普段はお前立ちをお参りすることができます。
草創1300年の歴史を誇る、西国三十三所観音巡礼。信仰を求めて、観音霊場を巡るこの旅は、江戸時代に庶民の間でも広がりをみせます。観音菩薩像の美しさは、国内だけでなく海外からも注目を集めており、現在でも御朱印帳を片手にご利益を求めて巡礼する人は多く、近年の仏像ブームも相まって、外国人も訪れる世界的な巡礼路になっています。
番組では、その三十三ヵ寺の一つ一つを、4Kで撮影した美しい映像で紹介。ご本尊の観音様はもちろん、ご住職の法話もまじえながら「慈悲の心」を伝えます。また、その寺にまつわる歴史や云われ、エピソード、見どころのほか、休憩処で食べるその土地ならではの銘菓もあわせて紹介していく紀行番組です。