西国三十三所・第十三番札所は、石山寺。瀬田川のほとりに建ち、観音信仰が盛んになった平安時代には"石山詣で"も流行し、今も多くの参拝者が訪れます。国宝に指定されている本堂は硅灰石(けいかいせき)と呼ばれる岩盤の上に建ち、境内のあちこちでその岩肌を見ることができます。また三十三年に一度開帳されるご本尊も硅灰石の上に座っていることでも知られます。本堂入り口近くの小部屋は「源氏の間」と呼ばれ、紫式部が源氏物語を着想したと言われています。
2017年7月10日 放送
西国三十三所・第十三番札所は、石山寺。瀬田川のほとりに建ち、観音信仰が盛んになった平安時代には"石山詣で"も流行し、今も多くの参拝者が訪れます。国宝に指定されている本堂は硅灰石(けいかいせき)と呼ばれる岩盤の上に建ち、境内のあちこちでその岩肌を見ることができます。また三十三年に一度開帳されるご本尊も硅灰石の上に座っていることでも知られます。本堂入り口近くの小部屋は「源氏の間」と呼ばれ、紫式部が源氏物語を着想したと言われています。
草創1300年の歴史を誇る、西国三十三所観音巡礼。信仰を求めて、観音霊場を巡るこの旅は、江戸時代に庶民の間でも広がりをみせます。観音菩薩像の美しさは、国内だけでなく海外からも注目を集めており、現在でも御朱印帳を片手にご利益を求めて巡礼する人は多く、近年の仏像ブームも相まって、外国人も訪れる世界的な巡礼路になっています。
番組では、その三十三ヵ寺の一つ一つを、4Kで撮影した美しい映像で紹介。ご本尊の観音様はもちろん、ご住職の法話もまじえながら「慈悲の心」を伝えます。また、その寺にまつわる歴史や云われ、エピソード、見どころのほか、休憩処で食べるその土地ならではの銘菓もあわせて紹介していく紀行番組です。