西国三十三所、第三十番札所・宝厳寺(ほうごんじ)。三十三ある札所の中でもただ一つ、湖の中の島に位置する観音霊場で、その創建は奈良時代にまで遡ります。"祈りの階段"と呼ばれる急な石段を上り、二つめの鳥居をくぐると観音様が祀られている観音堂に到着します。札所本尊の観音様は秘仏であり、普段は御前立ちを拝観することができます。また浅井亮政(あざい・すけまさ)の側室が納めたとされる弁才天坐像などの寺宝の数々も見どころの一つです。
2017年11月27日 放送
西国三十三所、第三十番札所・宝厳寺(ほうごんじ)。三十三ある札所の中でもただ一つ、湖の中の島に位置する観音霊場で、その創建は奈良時代にまで遡ります。"祈りの階段"と呼ばれる急な石段を上り、二つめの鳥居をくぐると観音様が祀られている観音堂に到着します。札所本尊の観音様は秘仏であり、普段は御前立ちを拝観することができます。また浅井亮政(あざい・すけまさ)の側室が納めたとされる弁才天坐像などの寺宝の数々も見どころの一つです。
草創1300年の歴史を誇る、西国三十三所観音巡礼。信仰を求めて、観音霊場を巡るこの旅は、江戸時代に庶民の間でも広がりをみせます。観音菩薩像の美しさは、国内だけでなく海外からも注目を集めており、現在でも御朱印帳を片手にご利益を求めて巡礼する人は多く、近年の仏像ブームも相まって、外国人も訪れる世界的な巡礼路になっています。
番組では、その三十三ヵ寺の一つ一つを、4Kで撮影した美しい映像で紹介。ご本尊の観音様はもちろん、ご住職の法話もまじえながら「慈悲の心」を伝えます。また、その寺にまつわる歴史や云われ、エピソード、見どころのほか、休憩処で食べるその土地ならではの銘菓もあわせて紹介していく紀行番組です。