西国三十三所、第三十二番札所・観音正寺。聖徳太子によって創建されたと伝わるお寺で、山中を進む巡礼道は険しい石段が続きます。長い歴史を持つお寺ですが、平成5年の火災によって本堂と本尊を焼失し、平成16年に再建されました。本尊を新たに建立するにあたっては遠くインドから23トンもの白檀が輸入され、現代の仏師・松本明慶(みょうけい)が彫り上げました。また万葉集にも歌われた、眼下に広がる蒲生野(がもうの)の風景も見どころの一つです。
2017年12月11日 放送
西国三十三所、第三十二番札所・観音正寺。聖徳太子によって創建されたと伝わるお寺で、山中を進む巡礼道は険しい石段が続きます。長い歴史を持つお寺ですが、平成5年の火災によって本堂と本尊を焼失し、平成16年に再建されました。本尊を新たに建立するにあたっては遠くインドから23トンもの白檀が輸入され、現代の仏師・松本明慶(みょうけい)が彫り上げました。また万葉集にも歌われた、眼下に広がる蒲生野(がもうの)の風景も見どころの一つです。
草創1300年の歴史を誇る、西国三十三所観音巡礼。信仰を求めて、観音霊場を巡るこの旅は、江戸時代に庶民の間でも広がりをみせます。観音菩薩像の美しさは、国内だけでなく海外からも注目を集めており、現在でも御朱印帳を片手にご利益を求めて巡礼する人は多く、近年の仏像ブームも相まって、外国人も訪れる世界的な巡礼路になっています。
番組では、その三十三ヵ寺の一つ一つを、4Kで撮影した美しい映像で紹介。ご本尊の観音様はもちろん、ご住職の法話もまじえながら「慈悲の心」を伝えます。また、その寺にまつわる歴史や云われ、エピソード、見どころのほか、休憩処で食べるその土地ならではの銘菓もあわせて紹介していく紀行番組です。