西国三十三所、第二十一番札所・穴太寺(あなおうじ)。飛鳥時代末期に開創したと伝えられ、安寿姫と厨子王丸の伝承などの由緒も奥深く、人々のあつい信仰を集めてきました。札所本尊の聖観世音菩薩は「身代わり観音」としても有名で、"撫で仏"である釈迦涅槃像とともに、その霊験にあやからんと今も多くの人々で賑わいます。また境内には多宝塔を借景とする池泉築山(ちせんつきやま)式の庭園があり、京都府の名勝にも指定されています。
2017年9月11日 放送
西国三十三所、第二十一番札所・穴太寺(あなおうじ)。飛鳥時代末期に開創したと伝えられ、安寿姫と厨子王丸の伝承などの由緒も奥深く、人々のあつい信仰を集めてきました。札所本尊の聖観世音菩薩は「身代わり観音」としても有名で、"撫で仏"である釈迦涅槃像とともに、その霊験にあやからんと今も多くの人々で賑わいます。また境内には多宝塔を借景とする池泉築山(ちせんつきやま)式の庭園があり、京都府の名勝にも指定されています。
草創1300年の歴史を誇る、西国三十三所観音巡礼。信仰を求めて、観音霊場を巡るこの旅は、江戸時代に庶民の間でも広がりをみせます。観音菩薩像の美しさは、国内だけでなく海外からも注目を集めており、現在でも御朱印帳を片手にご利益を求めて巡礼する人は多く、近年の仏像ブームも相まって、外国人も訪れる世界的な巡礼路になっています。
番組では、その三十三ヵ寺の一つ一つを、4Kで撮影した美しい映像で紹介。ご本尊の観音様はもちろん、ご住職の法話もまじえながら「慈悲の心」を伝えます。また、その寺にまつわる歴史や云われ、エピソード、見どころのほか、休憩処で食べるその土地ならではの銘菓もあわせて紹介していく紀行番組です。