西国三十三所、第二十五番札所・播州清水寺。六百二十七年、推古天皇の勅願で根本中堂が、七百二十五年には聖武天皇により大講堂が建立された、長い歴史を持つ観音霊場です。本堂は根本中堂ですが、西国三十三所の札所は大講堂で、札所本尊は十一面千手観世音菩薩。またこの地は地蔵信仰の聖地であったことが知られ、左の脇侍が地蔵菩薩という珍しい並びとなっています。また境内では四季折々の花を楽しめたり、播磨灘を一望できる高台などもあります。
2017年10月16日 放送
西国三十三所、第二十五番札所・播州清水寺。六百二十七年、推古天皇の勅願で根本中堂が、七百二十五年には聖武天皇により大講堂が建立された、長い歴史を持つ観音霊場です。本堂は根本中堂ですが、西国三十三所の札所は大講堂で、札所本尊は十一面千手観世音菩薩。またこの地は地蔵信仰の聖地であったことが知られ、左の脇侍が地蔵菩薩という珍しい並びとなっています。また境内では四季折々の花を楽しめたり、播磨灘を一望できる高台などもあります。
草創1300年の歴史を誇る、西国三十三所観音巡礼。信仰を求めて、観音霊場を巡るこの旅は、江戸時代に庶民の間でも広がりをみせます。観音菩薩像の美しさは、国内だけでなく海外からも注目を集めており、現在でも御朱印帳を片手にご利益を求めて巡礼する人は多く、近年の仏像ブームも相まって、外国人も訪れる世界的な巡礼路になっています。
番組では、その三十三ヵ寺の一つ一つを、4Kで撮影した美しい映像で紹介。ご本尊の観音様はもちろん、ご住職の法話もまじえながら「慈悲の心」を伝えます。また、その寺にまつわる歴史や云われ、エピソード、見どころのほか、休憩処で食べるその土地ならではの銘菓もあわせて紹介していく紀行番組です。