西国三十三所、第二十番札所・善峯寺(よしみねでら)。創建は平安時代中期と古く、霊験あらたかな観音さまとして信仰を集めましたが、応仁の乱でほとんどの伽藍(がらん)を失ってしまいました。その後、徳川五代将軍・綱吉の生母、桂昌院の寄進によって多くの堂宇が再建され、今に至ります。境内には桂昌院自らが植えたとされるしだれ桜や、「遊龍の松」と呼ばれる長さ37メートルの大きな松などがあり、一番の高台にある薬師堂からは京都市内が一望できます。
2017年9月4日 放送
西国三十三所、第二十番札所・善峯寺(よしみねでら)。創建は平安時代中期と古く、霊験あらたかな観音さまとして信仰を集めましたが、応仁の乱でほとんどの伽藍(がらん)を失ってしまいました。その後、徳川五代将軍・綱吉の生母、桂昌院の寄進によって多くの堂宇が再建され、今に至ります。境内には桂昌院自らが植えたとされるしだれ桜や、「遊龍の松」と呼ばれる長さ37メートルの大きな松などがあり、一番の高台にある薬師堂からは京都市内が一望できます。
草創1300年の歴史を誇る、西国三十三所観音巡礼。信仰を求めて、観音霊場を巡るこの旅は、江戸時代に庶民の間でも広がりをみせます。観音菩薩像の美しさは、国内だけでなく海外からも注目を集めており、現在でも御朱印帳を片手にご利益を求めて巡礼する人は多く、近年の仏像ブームも相まって、外国人も訪れる世界的な巡礼路になっています。
番組では、その三十三ヵ寺の一つ一つを、4Kで撮影した美しい映像で紹介。ご本尊の観音様はもちろん、ご住職の法話もまじえながら「慈悲の心」を伝えます。また、その寺にまつわる歴史や云われ、エピソード、見どころのほか、休憩処で食べるその土地ならではの銘菓もあわせて紹介していく紀行番組です。