西国三十三所・第四番札所は、施福寺。大阪府南部の槇尾山の頂き近くにあり、欽明天皇の時代に加古行満が開いた寺。後に真言宗を開く空海もここで出家得度したといわれ、参道には剃髪した髪が奉納されたお堂があるなど、空海ゆかりの史跡もいくつか残されています。本堂には本尊の弥勒菩薩を中心として、左に札所本尊の観音菩薩、そして右には文殊菩薩が立ち、その周りを四天王が守る姿を見ることができます。
2017年4月24日 放送
西国三十三所・第四番札所は、施福寺。大阪府南部の槇尾山の頂き近くにあり、欽明天皇の時代に加古行満が開いた寺。後に真言宗を開く空海もここで出家得度したといわれ、参道には剃髪した髪が奉納されたお堂があるなど、空海ゆかりの史跡もいくつか残されています。本堂には本尊の弥勒菩薩を中心として、左に札所本尊の観音菩薩、そして右には文殊菩薩が立ち、その周りを四天王が守る姿を見ることができます。
草創1300年の歴史を誇る、西国三十三所観音巡礼。信仰を求めて、観音霊場を巡るこの旅は、江戸時代に庶民の間でも広がりをみせます。観音菩薩像の美しさは、国内だけでなく海外からも注目を集めており、現在でも御朱印帳を片手にご利益を求めて巡礼する人は多く、近年の仏像ブームも相まって、外国人も訪れる世界的な巡礼路になっています。
番組では、その三十三ヵ寺の一つ一つを、4Kで撮影した美しい映像で紹介。ご本尊の観音様はもちろん、ご住職の法話もまじえながら「慈悲の心」を伝えます。また、その寺にまつわる歴史や云われ、エピソード、見どころのほか、休憩処で食べるその土地ならではの銘菓もあわせて紹介していく紀行番組です。