西国三十三所・第八番札所は、巡礼草創とも縁の深い長谷寺(奈良県桜井市)。仁王門をくぐると399段の石段の上に屋根を付けた回廊が本堂まで続き、脇には古く唐から献上されたと言い伝えられているボタンの花が数多く植えられています。また、江戸時代前期に建てられた本堂は礼堂とともに舞台がせり出す構造が見事で、国宝に指定されています。ご本尊は高さ10メートルを超える木造彫刻で、春と秋の特別拝観では直接足に触れることができます。
2017年5月29日 放送
西国三十三所・第八番札所は、巡礼草創とも縁の深い長谷寺(奈良県桜井市)。仁王門をくぐると399段の石段の上に屋根を付けた回廊が本堂まで続き、脇には古く唐から献上されたと言い伝えられているボタンの花が数多く植えられています。また、江戸時代前期に建てられた本堂は礼堂とともに舞台がせり出す構造が見事で、国宝に指定されています。ご本尊は高さ10メートルを超える木造彫刻で、春と秋の特別拝観では直接足に触れることができます。
草創1300年の歴史を誇る、西国三十三所観音巡礼。信仰を求めて、観音霊場を巡るこの旅は、江戸時代に庶民の間でも広がりをみせます。観音菩薩像の美しさは、国内だけでなく海外からも注目を集めており、現在でも御朱印帳を片手にご利益を求めて巡礼する人は多く、近年の仏像ブームも相まって、外国人も訪れる世界的な巡礼路になっています。
番組では、その三十三ヵ寺の一つ一つを、4Kで撮影した美しい映像で紹介。ご本尊の観音様はもちろん、ご住職の法話もまじえながら「慈悲の心」を伝えます。また、その寺にまつわる歴史や云われ、エピソード、見どころのほか、休憩処で食べるその土地ならではの銘菓もあわせて紹介していく紀行番組です。