西国三十三所・第十七番札所は、六波羅蜜寺。平安時代、「市の聖(いちのひじり)」と言われた空也上人が自ら刻んだと伝えられる十一面観音が本尊として祀られています。(本尊は秘仏のため、非公開)本堂はおよそ650年前の室町時代に修営されたもので、京都では珍しい応仁の乱以前の建物です。また空也上人立像や平清盛坐像、日本彫刻の黄金期を築いた運慶と湛慶の坐像など、平安から鎌倉にかけての著名な仏像も拝観できます。
2017年8月7日 放送
西国三十三所・第十七番札所は、六波羅蜜寺。平安時代、「市の聖(いちのひじり)」と言われた空也上人が自ら刻んだと伝えられる十一面観音が本尊として祀られています。(本尊は秘仏のため、非公開)本堂はおよそ650年前の室町時代に修営されたもので、京都では珍しい応仁の乱以前の建物です。また空也上人立像や平清盛坐像、日本彫刻の黄金期を築いた運慶と湛慶の坐像など、平安から鎌倉にかけての著名な仏像も拝観できます。
草創1300年の歴史を誇る、西国三十三所観音巡礼。信仰を求めて、観音霊場を巡るこの旅は、江戸時代に庶民の間でも広がりをみせます。観音菩薩像の美しさは、国内だけでなく海外からも注目を集めており、現在でも御朱印帳を片手にご利益を求めて巡礼する人は多く、近年の仏像ブームも相まって、外国人も訪れる世界的な巡礼路になっています。
番組では、その三十三ヵ寺の一つ一つを、4Kで撮影した美しい映像で紹介。ご本尊の観音様はもちろん、ご住職の法話もまじえながら「慈悲の心」を伝えます。また、その寺にまつわる歴史や云われ、エピソード、見どころのほか、休憩処で食べるその土地ならではの銘菓もあわせて紹介していく紀行番組です。