西国三十三所・第五番札所は、葛井寺(ふじいでら)。聖武天皇や行基など、歴史に名だたる人々が創建に関わり、今は庶民に開かれたお寺として地元の暮らしに密着しています。ご本尊の十一面千手千眼観世音菩薩は日本最古の千手観音で、1043本あるその腕一本一本に眼が描かれています。毎月18日には厨子が開帳され、観音会も執り行われます。また4月下旬には藤の花が咲き誇り、人々の目を楽しませてくれます。
2017年5月1日 放送
西国三十三所・第五番札所は、葛井寺(ふじいでら)。聖武天皇や行基など、歴史に名だたる人々が創建に関わり、今は庶民に開かれたお寺として地元の暮らしに密着しています。ご本尊の十一面千手千眼観世音菩薩は日本最古の千手観音で、1043本あるその腕一本一本に眼が描かれています。毎月18日には厨子が開帳され、観音会も執り行われます。また4月下旬には藤の花が咲き誇り、人々の目を楽しませてくれます。
草創1300年の歴史を誇る、西国三十三所観音巡礼。信仰を求めて、観音霊場を巡るこの旅は、江戸時代に庶民の間でも広がりをみせます。観音菩薩像の美しさは、国内だけでなく海外からも注目を集めており、現在でも御朱印帳を片手にご利益を求めて巡礼する人は多く、近年の仏像ブームも相まって、外国人も訪れる世界的な巡礼路になっています。
番組では、その三十三ヵ寺の一つ一つを、4Kで撮影した美しい映像で紹介。ご本尊の観音様はもちろん、ご住職の法話もまじえながら「慈悲の心」を伝えます。また、その寺にまつわる歴史や云われ、エピソード、見どころのほか、休憩処で食べるその土地ならではの銘菓もあわせて紹介していく紀行番組です。