西国三十三所、第二十八番札所・成相寺(なりあいじ)。飛鳥時代に文武(もんむ)天皇の勅願(ちょくがん)で建立された由緒あるお寺で、日本三景の一つ、天橋立を眼下に見下ろす観音霊場です。ご本尊は秘仏とされ、三十三年に一度しか開帳されませんが、普段は御前立ちを拝見することができます。また本堂の裏からさらに登ったところに、天橋立はもとより、天気の良いときには遙か白山までを望むこともできるパノラマ展望台があり、そこからの眺めも絶景です。
2017年11月13日 放送
西国三十三所、第二十八番札所・成相寺(なりあいじ)。飛鳥時代に文武(もんむ)天皇の勅願(ちょくがん)で建立された由緒あるお寺で、日本三景の一つ、天橋立を眼下に見下ろす観音霊場です。ご本尊は秘仏とされ、三十三年に一度しか開帳されませんが、普段は御前立ちを拝見することができます。また本堂の裏からさらに登ったところに、天橋立はもとより、天気の良いときには遙か白山までを望むこともできるパノラマ展望台があり、そこからの眺めも絶景です。
草創1300年の歴史を誇る、西国三十三所観音巡礼。信仰を求めて、観音霊場を巡るこの旅は、江戸時代に庶民の間でも広がりをみせます。観音菩薩像の美しさは、国内だけでなく海外からも注目を集めており、現在でも御朱印帳を片手にご利益を求めて巡礼する人は多く、近年の仏像ブームも相まって、外国人も訪れる世界的な巡礼路になっています。
番組では、その三十三ヵ寺の一つ一つを、4Kで撮影した美しい映像で紹介。ご本尊の観音様はもちろん、ご住職の法話もまじえながら「慈悲の心」を伝えます。また、その寺にまつわる歴史や云われ、エピソード、見どころのほか、休憩処で食べるその土地ならではの銘菓もあわせて紹介していく紀行番組です。