ごりやくさん

KBS京都

放送内容

第5回 鹿島神宮

2019年10月28日 放送

天照大御神の命を受けて、大国主命(おおくにぬしのみこと)との交渉を行ったとされる武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)。日本統治の先陣を切ったその神は今、常陸国におられます。鹿島神宮。古代より国の守護神として篤く祀られ、日本建国の神、武道の神として、武将からも崇敬を集めました。そこに伝わる、人を殺めず活かす剣、国に平和をもたらす剣とは?最強の神でありながら、話し合いを第一とされたタケミカヅチさまは、今も私たちに、大切な心の在り方を教えてくださいます。また、地中に潜む大ナマズの頭を抑え、地震の揺れを鎮めておられるとも伝わるなど、今も昔も変わらず、人の心と暮らしを守られているのです。今回は、茨城県鹿嶋市に坐す、ごりやくさん、鹿島神宮をご紹介します。

番宣

アクセス

番組概要

神社に参詣することで与えられる「御利益」。その多くは、その神社がなぜ造られたのかという、ご由緒に由来します。

日本人は岩や滝、巨木や陽の光など、自然の中に「神」を感じ、その土地を敬ってきました。今で言う“パワースポット”ですが、それはやがて、その地に暮らす人々の守り神として敬われ、祠や社が築かれ、これが神社の原型になったと認められます。

即ち、神社が与えてくれる「御利益」とは、遡っていけば、その土地を愛する人々の心が原点にあるとも捉えられます。

本番組は、上記の視点より、全国各地の「御利益が得られる」として有名な神社を訪ねて、その御利益に込められた心の形をひもとき、その土地の歴史、風土、特産品などを紹介する、あらたな視線の紀行番組です。

ナレーター

余貴美子

余 貴美子(よ きみこ)