放送内容
第27回 金神社
2020年4月13日 放送
戦国時代には、織田信長の城下町として大いに発展し、現在も県庁所在地として40万人余りが暮らす岐阜市。市中心部の喧騒の中、まばゆいばかりの色彩に目を奪われるのが金神社(こがねじんじゃ)。創建は西暦135年と伝えられる歴史深いお宮です。祀るのは金大神(こがねのおおかみ)。古来より金運招福、商売繁盛の御神徳あらたかな神として篤い信仰を集められ、人々からは「こがねさん」と呼び親しまれています。金運と財を呼び込み、人々の暮らしに安寧と豊かさをもたらす招福の神。岐阜県岐阜市に坐すごりやくさん、金神社をご紹介します。
番組概要
神社に参詣することで与えられる「御利益」。その多くは、その神社がなぜ造られたのかという、ご由緒に由来します。
日本人は岩や滝、巨木や陽の光など、自然の中に「神」を感じ、その土地を敬ってきました。今で言う“パワースポット”ですが、それはやがて、その地に暮らす人々の守り神として敬われ、祠や社が築かれ、これが神社の原型になったと認められます。
即ち、神社が与えてくれる「御利益」とは、遡っていけば、その土地を愛する人々の心が原点にあるとも捉えられます。
本番組は、上記の視点より、全国各地の「御利益が得られる」として有名な神社を訪ねて、その御利益に込められた心の形をひもとき、その土地の歴史、風土、特産品などを紹介する、あらたな視線の紀行番組です。
ナレーター
余 貴美子(よ きみこ)