放送内容
第16回 飛騨一宮水無神社
2020年1月20日 放送
「飛騨国」で最も社格が高い「一宮」として、国中の信仰を受けてきた飛騨一宮水無神社(ひだいちのみや みなしじんじゃ)。 主祭神の御歳大神(みとしのおおかみ)と十四柱の相殿神を、「水無大神(みなしのおおかみ)」として奉祀しています。水無神の名は、平安時代中期に編さんされた「延喜式」にも記載があり、歴史あるもの。清らかなる水の源を護り、実りと収穫を司る神として信仰されていただけでなく、分水嶺に鎮座する水分神として子授け、安産、育成を、交通の要衝に鎮座する交通神として交通安全など、多くのご神徳があり、今も各地から、諸願成就を祈る人の姿が絶えません。岐阜県高山市に坐すごりやくさん、飛騨一宮水無神社を紹介します。
番組概要
神社に参詣することで与えられる「御利益」。その多くは、その神社がなぜ造られたのかという、ご由緒に由来します。
日本人は岩や滝、巨木や陽の光など、自然の中に「神」を感じ、その土地を敬ってきました。今で言う“パワースポット”ですが、それはやがて、その地に暮らす人々の守り神として敬われ、祠や社が築かれ、これが神社の原型になったと認められます。
即ち、神社が与えてくれる「御利益」とは、遡っていけば、その土地を愛する人々の心が原点にあるとも捉えられます。
本番組は、上記の視点より、全国各地の「御利益が得られる」として有名な神社を訪ねて、その御利益に込められた心の形をひもとき、その土地の歴史、風土、特産品などを紹介する、あらたな視線の紀行番組です。
ナレーター
余 貴美子(よ きみこ)