ごりやくさん

KBS京都

放送内容

第15回 香取神宮

2020年1月13日 放送

千葉県北東部に位置する香取市。この街のシンボル香取神宮は、御祭神が日本神話で出雲の国譲りの際に活躍する「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」という、全国有数の古社。古くは朝廷から蝦夷に対する平定神として、また中世以降は武家からの信仰を集め、現在も武道分野からの信仰があつい事で知られます。国宝、重要文化財も数多く、文化的な側面からも見逃せないお社です。また利根川を挟んで鎮座する茨城県の鹿島神宮とも縁深く、御祭神が力を合わせ、地震を抑え、国を守護しているとも伝わります。千葉県香取市に坐すごりやくさん、香取神宮を紹介します。

番宣

アクセス

番組概要

神社に参詣することで与えられる「御利益」。その多くは、その神社がなぜ造られたのかという、ご由緒に由来します。

日本人は岩や滝、巨木や陽の光など、自然の中に「神」を感じ、その土地を敬ってきました。今で言う“パワースポット”ですが、それはやがて、その地に暮らす人々の守り神として敬われ、祠や社が築かれ、これが神社の原型になったと認められます。

即ち、神社が与えてくれる「御利益」とは、遡っていけば、その土地を愛する人々の心が原点にあるとも捉えられます。

本番組は、上記の視点より、全国各地の「御利益が得られる」として有名な神社を訪ねて、その御利益に込められた心の形をひもとき、その土地の歴史、風土、特産品などを紹介する、あらたな視線の紀行番組です。

ナレーター

余貴美子

余 貴美子(よ きみこ)