遥か神代の昔、その神は天つ神の国『高天原(たかまがはら)』よりこの地に降臨し、地上の統一へと導く、壮大な神話の幕が明けました。『五穀豊穣』、『国家安泰』の神威あらたかな御祭神『瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)』。霊峰霧島連山の山麓に鎮まります。深い木立の中に佇み、その華やかさから『西の東照宮』とたとえられる社殿。人々の厚い信仰は今もなお、神様に捧ぐ豊かな文化を育み続けます。天孫降臨を伝える神話のふるさと、鹿児島県霧島市に坐すごりやくさん、霧島神宮を紹介します。
2020年11月23日 放送
遥か神代の昔、その神は天つ神の国『高天原(たかまがはら)』よりこの地に降臨し、地上の統一へと導く、壮大な神話の幕が明けました。『五穀豊穣』、『国家安泰』の神威あらたかな御祭神『瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)』。霊峰霧島連山の山麓に鎮まります。深い木立の中に佇み、その華やかさから『西の東照宮』とたとえられる社殿。人々の厚い信仰は今もなお、神様に捧ぐ豊かな文化を育み続けます。天孫降臨を伝える神話のふるさと、鹿児島県霧島市に坐すごりやくさん、霧島神宮を紹介します。
神社に参詣することで与えられる「御利益」。その多くは、その神社がなぜ造られたのかという、ご由緒に由来します。
日本人は岩や滝、巨木や陽の光など、自然の中に「神」を感じ、その土地を敬ってきました。今で言う“パワースポット”ですが、それはやがて、その地に暮らす人々の守り神として敬われ、祠や社が築かれ、これが神社の原型になったと認められます。
即ち、神社が与えてくれる「御利益」とは、遡っていけば、その土地を愛する人々の心が原点にあるとも捉えられます。
本番組は、上記の視点より、全国各地の「御利益が得られる」として有名な神社を訪ねて、その御利益に込められた心の形をひもとき、その土地の歴史、風土、特産品などを紹介する、あらたな視線の紀行番組です。